朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-08/04/7)
パソコンで遊ぼう |
「ネットショップの作り方③」
商品のカメラ画像と並び、視覚的な効果が期待できるアイテムとして、gif形式やjpg形式などの描画画像があります。簡単に言えば、自分でお絵かきして作成する画像です。写真と文字だけでは、寂しく殺風景になりがちですが、描画画像があればショップ画面に優しさ、華やかさ、柔らかさ、などを演出できます。実店舗に置き換えれば、POPや看板、ポスターのようでもあり、観葉植物のような存在でもあります。欠かせない存在です。 描画画像はネット上にたくさんありますが、お店の雰囲気や呈示の目的などにマッチするものを探すのは大変な手間です。必ず見つかるとも限りませんし、著作権上の観点から、安易に転用するわけにもいきません。必然的に自作することになります。未経験者には難しく聞こえますが、ネットショップをオープンさせるには避けて通れません。html言語の理解に引き続き、画像描画ソフトを使いこなすことが、次なる技術的課題です。市販のソフトで充分です。初心者が使う分には、どれでも機能はほとんど変わりませんから、売れ筋ランキングで上位にあるソフト(イラストレーターやファイヤーワークスなど)を選べば良いでしょう。硬く考えず、遊びながら使い方をマスターするのがコツです。早い人なら、1日でそれなりの画像を描けます。覚えてしまえば、思い通りに描けるので、結果的に、ネット上で探し回るより、労力も時間も節約できます。 準備が整い、いざ画像を描こうという段階になると、「はて、何を描けば良いのだろう?」ということに気付きます。クリエイティブなセンスを持っていない人には、結構な難題です。そのような場合には、無理に絵を描くより、文字を飾ることから始めるのがひとつの解決策です。お店のロゴや、ちょっとした案内表示を看板にしてみるのです。それだけでも、ショップ画面の雰囲気はガラッと変わってきます。ただし、「作りすぎ」「色の使いすぎ」「サイズの大小ありすぎ」の3つの「過ぎ」には気を付けましょう。やり過ぎた画面は、ごちゃごちゃして逆に見難くなってしまいます。初心者にはありがちなので、常に客観的にショップ画面を観察することを忘れないようにしましょう。 次回に続く。 (常川) *GO :「 ネットショップの作り方④」はここをCLICK!
|

今週の話題 |
「桜の満開とガソリン値下げ」
朝日大学を始め、各地で入学式が行われた今週は、桜の花爛漫の一週間となりました。地球温暖化に伴って異常気象が頻発している昨今では奇遇ともいえる、期待どおりの季節の節目に、ほっとさせられました。 今年の7月には、日本で行われる北海道洞爺湖サミットで、環境対策が主要な議題になります。これに関連して、庶民にはありがたい今週からのガソリン値下げも、国際社会から厳しい批判を受けるのではないかとの懸念が取り上げられています。確かに、ガソリンの消費を助長することは、国の施策としては、憚られるところです。欧州など各国で、ガソリンへの課税は強化されているのが世界の流れです。 ところが、単純に表面的な税率だけの議論では、世界から、嘲笑を受けることにもなりかねないリスクがあります。なぜなら、環境税や炭素税として高い税率を課している諸国では、新エネルギーの普及などに、多額の歳出が行われています。しかし、わが国では、ガソリンからの税収は、自動車交通の促進を促す道路建設に循環される仕組みとなっています。いわゆる「受益者負担」の理論です。この特定財源方式が、世界の批判の対象となることが、さらに差し迫ったリスクとなるかもしれません。 福田首相は、これらのグローバルな視点のもとづいて、暫定税率維持と来年度からの一般財源化を宣言したのかもしれません。決して、既得権益の維持を意図したものでないと信じたいと思います。いずれにしても、わが国が、環境問題への取り組みにおいて、世界から取り残されるのではなく、国際的なリーダーの役割を果たすようになれることを、願ってやみません。 (横井)
|
|
|
|