朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-08/08/11)

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8月11日号(第332号)


 身近なビジネス 
「柳ヶ瀬で客を集める店」
 今、県立岐阜商業高校が文部科学省から研究指定を受けて実施している「新時代に対応した高等学校教育改革推進事業」の一環として、月に1回、大学高校連携授業を行なっている。先日、私が担当する「マーケティング」の授業では、流通ビジネス科の生徒9名を連れて、柳ヶ瀬商店街に観察に出かけた。
 地元商店街は高校生にとってあまり縁がなく、普段はほとんど買い物に行かない。また、最近は客足が少なく、繁盛している店も少ないという評判を家族からも聞いている。そんな商店街にも客を集めて繁盛している店があるというのを、実際に目で見てもらおうと、いくつかの店を見て回った。
 その中で、特に注目したのが、1軒のパン屋さん。そのパン屋さんは、経営環境が厳しい商店街にあって、売上を伸ばしており、ここ2年は2ケタ増だという。柳ヶ瀬商店街で店を営んでいるというと、「大変ですね」とよく言われるそうだが、社長は「そんなことはない」ときっぱり。周りの店と比べて、何故この店は客を集めているのだろうと、生徒たちは興味を持って社長の話に聞き入った。その理由は、①ターゲットである60代、70代の顧客が入りやすい入り口を作っている、②60代、70代が食べたい商品を中心に商品構成を考えている、③顧客とは孫の話など気軽に会話できる親密な関係を築きあげているなど、日々顧客のことを観察し、工夫を欠かさないことだとわかった。社長はもちろん、従業員にも商売に対する熱意が感じられ、客が入っていない店との勢いの差は歴然としていた。
 最後に、「まぼろしのクリームパン」と書いたPOPに引き寄せられて、全員でそのパンを購入して食べた。「『まぼろし』って何だ?」、「食べてみたい」という声が生徒から上がったからだ。このキャッチピー1つにしても、従業員が自ら考えた工夫である。    (中畑)

 パソコンで遊ぼう 
「ネットショップの作り方⑨」
 
 それから、少なくとも1台以上は、自分のパソコン以外のパソコンからも画面を確認しておきましょう。パソコンによって、大きさや色合いなど、画面の見え方が全く異なってしまうことは、よくあることです。億劫な気分になるのはわかりますが、自らの都合によって安易に省略しては、動作確認の本来の意義を失ってしまいます。また、部分的な確認だけでなく、大きな目線で全体像をチェックすることも欠かせません。個別的にはうまく動いていても、全体としては、うまく動いていない場合もあり得るからです。単なる動作確認だけでなく、副産物として、「必要なリンクが貼られていない」「デザインに統一感がない」などの欠点や改善点を発見することもできます。ショップとしての利便性やクオリティの向上も、並行して図れますね。メリットは大きく、動作確認をやるとやらないのでは、雲泥の差が開くこともあります。「一挙両得/一石二鳥」、効率性を重視し、欲張りな私が、日ごろの生活や仕事で心がけている大好きな言葉です。
 「選ばれないネットショップ」にならないための第1の要件は「画面が正しく動くこと」であり、その実現に欠かせないプロセスが、「事前の動作確認」となります。現在は、情報流通のスピード性がますます進んでおり、何よりも「速報性」が優先されがちなインターネットの時代です。裏腹に、インターネットで公開し、外部に解き放ってしまった情報については、その扱われ方や批評を自身でコントロールすることは、ほとんど不可能です。スピードがあるために、短時間でどんどん広がってしまい、取り返しが付かなくなるのです。だからこそ、億劫で面倒でも、コツコツと地道かつ着実に行うチェック作業が必要なのです。
 皆さんは、彼氏や彼女にメールを送ってしまった後で、取り返しの付かない失敗に気付いたことはありませんか?文面や誤字脱字ならまだしも、送信先を間違えると、思わぬ事態を招いてしまうかもしれません。メールを送る際には、「書いたらすぐ送信」ではなく、「書いたら、もう一度、読み直してから送信」する習慣を身に付けておくことを、強くお勧めします。    (常川)
 *最初から読みたいあなたへ:「ネットショップの作り方①」はここをCLICK!

 今週の話題 

「オリンピックと私」
 「とうとう開幕しました北京オリンピック」やっぱりこのテーマしかありませんね。しかしながら、今回のオリンピックは、選手・関係者には大変申し訳ないのですが、なぜか素直に「すごく見たい」という気になれません(とは言うものの、スポーツニュースで結果くらいは見ると思います)。なぜなら、①チベット問題に係る聖火リレー妨害、②餃子問題、③四川大地震およびその後の中国政府の納得のいかない対応、④オリンピック会場作りに伴う北京市内からの庶民の強制立ち退き、など様々な報道から私自身の中国に対する偏見が素直な観戦を邪魔しているからかもしれません。オリンピック開幕でこんな気持ちになったのは初めてです。
 ところで、私のオリンピックは小学校3年生の時の「東京オリンピック(1964)」から始まりました(ローマの記憶はまったくありません)。この時の記憶に残っている世情をあらわす?印象に残っている言葉が「オリンピックをカラー(TV)で見よう」です(当然、私は白黒TVで観戦しました)。また、市川崑映画監督がこのオリンピックの記録映画を総監督されました。それを、全校児童で隣町の映画館へ見に行った覚えがあります(のどかな時代でした)。日本を元気にした出来事だったような気がします。
 次の記憶は中学1年の時の「メキシコオリンピック(1968)」です。このオリンピックではドイツから名コーチであるクラマー氏を招聘したサッカーが銅メダルを獲得しました。ちょうど私がサッカーを始めて3年目で楽しくしょうがない時代だったため特に印象に残っているオリンピックです。
 「ミュンヘンオリンピック(1972)」では、選手村でテロ事件があり、選手が殺害され暗い雰囲気での大会だった記憶です。このオリンピックで200mバタフライ5位に入賞(日本人最高)した女子選手が大学で同じゼミに所属し同級生であったことや、学内に過去を含めて多くのオリンピック選手がいたことからオリンピックが身近に感じられた時代でした。
 残念だったのが、日本不参加となった「モスクワオリンピック(1980)」です。ソビエト(現ロシア)のアフガン侵略という政治的問題からアメリカを中心とした西側諸国(アメリカに同調する国々)およそ50カ国が不参加の大会でした。個人的にも、体操競技の日本代表に選ばれていた小・中・高と同じ学び舎で学んだ同級生が、幻のオリンピック選手になってしまったことです。彼の気持ちを思うと本当に残念な大会でした。
 最後になりますが、北京で戦っている選手の皆さんの健闘を祈るとともに北京オリンピックの大成功を期待しています。    (山本)


 


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