朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-08/09/22)
パソコンで遊ぼう |
「ネットショップの作り方⑪」
~ 前回(作り方⑩)から続く~ そもそも、ネット閲覧が行われる理由は、一次的には、何かの情報を見たり読んだりするためですよね。情報内容を深く掘りさげる、コメントを書く、商品を購入する、リンクにアクセスする、などは、いずれも見たり読んだりした後で行われる二次的な行動です。まず情報を受ける、そして主体的な行動を起こす、という順番です。 例えば、新聞社のサイトなら、つい1時間前に見たとしても、今アクセスすれば、新しく情報が更新されているかもしれません。気になるニュースがある場合なんか、30分毎にアクセスしてしまうかもしれません。実際にアクセスしてみると、更新されていることもあれば、更新されていないこともあります。今までの経験に照らせば、新しいニュースが入っていたり、内容が詳しくなっていたり、半日も経てば、情報は確実に更新されています。アクセスしているうちに、新聞社サイトの更新周期について、だいたいの見当がついてくるんですね。同様に、お気に入りのサイトなら、何回もアクセスしますから、無意識のうちに更新周期の感覚が、ある程度、つかめるようになってくるものです。「あっ、そろそろ情報が更新されている頃かな?」と思い出したときに、アクセスしようという気になるんです。案の定、アクセスしてみたら新しい情報がありました。内容が魅力的かどうかはともかく、読んでみる気は起きます。そのとき、たまたま興味がないジャンルの情報だったとしても、更新されているという意識は保たれるので、少し経ったらまたアクセスしてみよう、という気持ちは継続します。 一方、更新が行われてなかった場合はどうでしょうか。どれも前に見たり読んだりしたことのある情報ばかり、何となく、つまらない気分にさせられます。しばらくして、「そろそろかな!」と思い出して、またアクセスしてみたけれど、まだ情報は更新されていません。動きがないサイトほど、つまらないものはないと思いませんか。何らかの新しい要素があるからこそ、そのサイトに何回もアクセスする気が起きるんです。ブログが流行っているのは、見る側にとっても、頻繁かつ周期的に文字情報(日記)が更新されていて、読むの(=内容の更新)が楽しみだからなんですね。 ~次回に続く~ (常川) *最初から読みたいあなたへ:「 ネットショップの作り方①」はここをCLICK!
|
|
|

今週の話題 |
「既視感」
ある光景を以前にも見たことがあるように感じるが、はっきりとは思い出せない。このような「デジャヴ」あるいは「既視感」という言葉を思い出すとき、少し嬉しくなる。どうにか思い出そうとするとき頭の中が活性化されて、少し熱くなるような感覚が好きである。 私が担当する「起業アイディア」という授業で、異質なもの同士を結び付けてみることで、意識の糸を手繰り寄せて、ひらめきを生むトレーニングを紹介している。日常の至る所で、無理やりにこの既視感を湧き起こし、ひらめきを絞り出すトレーニングを心がけている。 輸入汚染米(事故米)の不正転売問題が注目されている。この報道に接したとき、またデジャヴを感じた。「おぬしも悪よのう」「お代官様ほどでは」という時代劇の場面に重なり合う。いつの時代の劇も、見えない黒い力に苦しめられるのが市民であるのは、皮肉な共通点である。ご老公一行は、本当の大物黒幕の悪事を暴くまで、長逗留するのであるが、この現代劇の結末やいかに。再発防止策などでお茶を濁して、締まらない幕閉めで終わらないことを、つい期待してしまう。 (横井)
|
|
|
|