朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-08/09/29)

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9月29日号(第339号)


 身近なビジネス 
「現場に帰る」
 先日のリーマンブラザーズの破たんは、経済に大きな衝撃をもたらしました。株価が乱高下し、金融不安が生じました。日本では約10年前に山一證券が破たんしましたが、今回はそれを思い出させる出来事でした。
 リーマンブラザーズはM&Aや証券化業務を得意にしており、日本ではフジテレビ買収事件でライブドアへ資金を提供した企業として有名です。このときには、高度な金融手法を用いたMSCBという社債が使われました。現在では、実物経済と切り離された金融取引が非常に発達し、複雑な取引も容易に行えるようになりましたが、反面リスクも非常に大きいことを改めて実感しました。
 最近、大企業でPDCAが見直されているそうです。日本では品質改善運動に代表される現場からの積み上げにより企業の競争力が向上してきました。バブル崩壊後の経済低迷を受けてトップダウンで一気に改革を進める欧米流の手法が取り入れられ、戦略が重視されるようになりました。ブルーオーシャン戦略など新たな戦略論もそれを後押ししました。
 しかし、戦略が本当に実現するには現場が機能することが必要です。PDCAが見直される背景には、戦略を実行するときにトップダウン的なやり方がうまくいかず、現場がうまく機能しない例が少なくないことを示しています。PDCAは地道な作業の繰り返しで効率が悪いようですが、結局はそれが近道でリスクの少ない方法なのだと思います。  (村橋)

 パソコンで遊ぼう 
「地デジ・チューナー②」
 
 ~前回から続く
 I・O DATA製「地上デジタルチューナー HVT-100」を購入し、その使用についてのコラム連載2回目です。前回は同じI・O DATA社製アナログテレビキャプチャー GV-MVP/GXに接続して著作権保護機能の動作を調べようとしたら、何の支障もなく録画できてCMカットなどの編集もできてしまったことをご紹介しました。
 今回は、この地デジ・チューナーをCanopus社製のアナログテレビキャプチャーMTVX-HF USBに黄白赤のアナログケーブルで接続した結果を報告します。この機械の場合は通常のアナログチューナーで録画した場合「m2p」という拡張子が付いたMPEG2形式のビデオファイルが作成されるのですが、地デジ・チューナーを接続し録画すると「m2d」というCanopus社独自の著作権保護ビデオファイルが作られ、Windows Media playerなど一般の再生ソフトでは見ることができませんし、数種類の編集ソフトを試しましたが、どれでも編集することはできませんでした。
 Canopus社のFEATHERという専用再生ソフトを使用すると再生できますが、録画したものとは別のPCに持って行って見ようとすると「著作権保護のため録画したPC以外では再生できません」というメッセージが表示され、正しく地デジの著作権保護機能が動作していることが確認できました。
 メーカーや機種によって、地デジの著作権保護機能に対する対応にばらつきがあることがわかりました。特に地デジの規格制定以前に発売された機種は違いが出て当然でしょう。
 次に地デジ・チューナーをアナログVHSビデオレコーダーに接続して録画してみました。この組み合わせでは問題なく録画し、再生することができました。このVHSビデオを再度Canopus社製のアナログテレビキャプチャーMTVX-HF USBに接続して孫録画できるか試してみました。すると、地デジ・チューナーに直接接続して録画した時と同様に「m2d」というCanopus社独自の著作権保護ビデオファイルが作られました。
 ダビング10が始まる以前は地デジレコーダーにデジタル録画した番組のアナログ出力は止められ「録画不可」でした、ダビング10開始以降はアナログ端子からのコピーが見直され回数制限なしのコピーが許可になったという経緯がありまから、地デジ・チューナーからVHSビデオへのアナログコピーができたのはこの規制緩和のおかげなのかもしれません。 
 ~次回に続く~    (田村)

 今週の話題 

「読書の秋」
 時折、涼しい風をグランドに立っていても感じるようになりました。スポーツを行うにも、絶好の季節が到来しました。
 さて、秋は「スポーツの秋」であると同時に、「読書の秋」でもあります。私自身、読書のペースが上がってきました。今週の話題として、私が読んだ“スポーツに関係する本”をご紹介したいと思います。  
 まず、「野村再生工場」(野村克也著・角川書店)です。東北楽天の監督である野村監督の本は、野球部の監督を務める私にとって、非常に参考になります。選手の実名を挙げ、再生方法を自ら解説しています。  
 次に「バカでエースがつとまるか?」(堀内恒夫著・べースボールマガジン社)は、巨人のエース・監督であった堀内恒雄氏が回顧録と投手論を展開しています。豪快な人柄(“門限破りの常習犯”だったそうです)と繊細な一面(新聞のスクラップを欠かさないそうです)という一見相反する性質を併せ持つことが好投手の条件であると、再認識しました。朝日大学投手陣にも読ませたい一冊です。  
 投手をテーマにした本では、「救援力 リリーフ投手の極意」(鹿取義隆著・ベースボールマガジン社)があります。巨人・西武でリリーフ投手として活躍した鹿取氏が、その後の投手コーチとしての経験を踏まえて、持論を展開しています。帯に『1球のために2000球を投げる』とあります。ピンチでの“1球”のために、練習では2000球を投げる、確信を掴む、と言うことだと思います。私自身、ピンチでマウンドに立った時のことを思い出しました。ピンチをしばしば(自ら)招く朝日大学投手陣に読ませたい1冊でした。
 最後に「巨怪伝 正力松太郎と影武者たちの一世紀」(佐野眞一著・文芸春秋)をご紹介します。元国会議員であり巨人軍のオーナーでもあった正力松太郎氏を取り上げています。プロ野球発展の経緯、天覧試合の成立などを、戦後史の中で把握することが出来る一冊でした。  
 この秋は、「する」スポーツ・「見る」スポーツに加えて「、読む」スポーツも楽しまれてはいかがでしょうか。     (林)


 


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