朝日大学ビジネス企画学科~Webマガジン(News&コラム-12/03/19)

 
3月19日号(第520号)


   
「体育会運動部の合宿」
 3月の中旬を迎え、春めいて来ました。スポーツに適した気候になり、また大学は春休みということもあり、各運動部で合宿が盛んに行われています。  
 私が監督を務める野球部でも、浜松での合宿や東京での遠征試合を行います。  
 合宿の目的は、勿論良い練習・公式戦に備えた練習を行うことにあります。加えて、“同じ釜のメシを食う”目的もあります。つまり、生活を共にし、相互理解を深め合うという目的です。  
 ところで、新四年生にとっては就職活動との両立が難しい時期でもあります。しかし、両立を目指す姿勢は必ず企業側にも伝わるはずです。“艱難辛苦汝を玉にす”の精神で両立を目指して欲しいと思います。  
 今から合宿に出発します。良い合宿にしたいと思います。     (林)

   
「計画について②」       <消費者心理コース>
  ~前回から続く
 計画を英語で訳すと「plan」になる。その現在進行形は「planning」だ。プランニングを再び和訳すると、そのニュアンスは計画というより企画のほうがあてはまる。英語と日本語の関係で整理すれば、企画の行き着く先が計画という印象を受ける。何をやるべきか、まだわからない状態で、創造性を働かせて進むべき方向を考えるのが企画だ。ビジネスを始めようとする人は、まず何をどのようにするかについて考えなくてはならない。白紙から始めて、案を思い巡らす。自らの観察や経験から得た問題意識を思い起こして、ビジネスの種を見つけ出す。自分自身でビジネステーマを決定するのは、人から指示されるのに比べるとかなりの苦痛を伴う。ひらめきやアイデアを生む苦しみだ。独特のメッセージを作品で表現しようとする芸術家が、無の状態から絵画や音楽の構想を創り出すのに似ている。進むべき方向(=目標)が決まれば、取り組む課題は自ずと導き出される。その取り組みと解決の予定を時系列で整理して並べれば、全体的な効率化が図れる。課題にはタイムリーに取り組み、適正な順序で解決できるのが一番良い。そのための指針が計画だ。計画には工夫とともに論理性が要求される。企画段階で求められる能力(=創造力)とは明らかに異なる。  
 漠然とした計画の立案を考えたり求めたりする際には、その要請の本質が企画の立案なのか、計画の立案なのかを見極めなければならない。作業はなるべく細分化したほうが人の得意、不得意は明確になり、対策も講じやすい。教員という立場から、学生に計画の立案を求めるケースがある。その際、学生が苦手とする作業は企画段階に多い。無から何かを生み出すのは、短い文章の作成でも難しい。何より面倒だ。学生に限らず、私を含めた多くの大人にもあてはまるのではないか。工夫と論理性が求められる計画段階は、やるべきことが見えている分、相対的には楽な作業だ。今は苦手でも、経験を積めば解消できそうだ。企画は右脳が、計画は左脳が、それぞれ担う分野である。ここで、右脳が担うひらめきやアイデアを天性の能力と決めつけてしまうと元も子もない。脳の専門家ではないので真偽のほどはわからないが、誰でもその潜在力は持っているのではないか。要は日頃の使い方によるのだと思う。苦痛だが意識して考える努力をすれば、それなりのアイデアは浮かんでくるものだ。人々の言動や行動など、ヒントはそこら中に転がっている。目の前にあるのに見つけようとしないだけだ。企画がなければ計画は立案できない。計画とは未来についてのことだと、現在から切り離された意識で捉えてしまいがちだが、実は今目の前にあることに気づくことが重要な第一歩なのだ。    (常川)

 


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