朝日大学ビジネス企画学科~Webマガジン(News&コラム-12/10/08)

 
10月8日号(第549号)


 
「よくやったね」
 台風17号の豪雨の中スタートした岐阜国体ですが、その後は晴天に恵まれて順調に競技が進み、地方紙の一面では連日、岐阜県代表の活躍が報じられています。私にとって、岐阜県代表の競技結果はもちろんですが、他府県代表の結果も気になるところです。というのも、出身地(故郷)の代表選手として今国体に出場している学生達もいます。岐阜県代表であれ、他府県代表であれ、出場した学生達全員の活躍を期待しながら、競技結果に注目しています。9日の閉会式が終われば学生達が大学に戻ってきます。上位まで勝ち進んだ学生、惜しくも予選敗退となった学生と結果は様々ですが、全員に「よくやったね」の声をかけてあげたいと思います。   (妹尾)

   
「見えない壁への挑戦」       <ファイナンシャルコース>
  岐阜清流国体には多くの学科生やOB、OGが参加し活躍していますが、中でもめざましかったのは3年生の竹川さん(ボーリング成人女子個人2位)と1年生の水口さん(山岳でボルタリング団体4位、リード団体優勝)でした。二人とも教室では大人しい上品な女性ですが、競技では竹川さんは心を整えミスを減らすクールな実行力と忍耐力、水口さんは陽気かつ負けず嫌いな挑戦精神と仲間との協働と、それぞれの個性をフルに発揮していました。男子アスリートのお手本になる奮闘ぶりで、オリンピックに続き日本が女性の時代に入ったことを象徴するような結果となりました。  
 男性女性にかかわらず対等に力量のある人が活躍できリーダーとなれる社会が生まれれば、その社会は繁栄するはずです。そうでない社会よりも少なくとも2倍優秀な人々のプールが生まれるからです。またそういう状況で挑戦に勇気を持てる人を考えると4倍以上の差がついてもおかしくありません。日本の閉塞感も打ち破れるかもしれません。
 しかし、今後日本の社会で女性が活躍するためにはいくつかの障壁を社会として戦略的に乗り越える必要があります。テレビでの女性アスリートへのインタビューを見れば分かるとおり、女性は「特別」だから、「大切」にすべき存在だからといった遠慮(はっきり言えば子ども扱い)が存在し、女性に対しても出しゃばらないことを求めがちです。事情は女性の社会進出が進んでいるように見えるアメリカでも同様で、男性の場合出世と好感度には正の相関があり、女性の場合は逆に出世するほど好感度が下がるという調査があります。それでもFacebookの最高執行責任者のシェリル・サンドバーグさんは、これから活躍する女性に、1とにかく引っ込み思案にならずちゃんと自分の地位について主張・交渉しなさい、2育児や家事もキチンと分担して結婚相手と対等になりなさい、3子育てなどで仕事をできなくなりそうでも最後まで踏みとどまりなさい、とアドバイスしています
 僕自身つい20年前までは女性は陰で男性を支えるべきと信じていた暴君なのですが、職場での女性の活躍に圧倒され目を覚まされました。女性が特別扱いされず活躍できる社会を作ることは今のわが国にとって最も重要な課題に思えます。見えない男女の壁を破るには、女性の努力だけでなく男性側からも挑戦が必要です。気がついたリーダーやグループから少しずつ仕組みを変えていく事が大切で、地元の経営者の方々とも女性と若い人を活かせれば生き残れると議論してきました。ただ、意識の問題を変えるには女性の実績が必要で、実績を上げるためには人々の意識を変えなくてはいけないという難問です。女性アスリートの活躍が、壁を打ち破るきっかけにもなってほしいと祈っています。     (岩崎)

 


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