朝日大学ビジネス企画学科~Webマガジン(News&コラム-12/10/29)

 
10月29日号(第552号)


 
「入学試験」
 朝日大学では、法学部、経営学部、歯学部の全学部で入学試験が行われています。   いつもは元気に走り回っている高校生たちが、神妙な顔で試験の開始を待っていました、面接試験で練習してきた自己アピールは元気に大きな声で話すのですが、想定外?の質問が出ると、途端に絶句して立ち往生してしまう生徒もいるなど、面接を担当する大学の先生も限られた時間の中で受験生の実力を探り出すのにいろいろな奥の手を使います。
 来年の春、入学式にたくさんの元気な学生が来てくれることを願っています。 (田村)

   
「お得な職場」       <ファイナンシャルコース>
  夏休み中にインターンシップに参加した学生の体験発表が開かれたのですが、某地方公共団体に行った学生が「先生、話すことがない。」と相談に来ました。聞くとインターンシップ期間中ほとんど何もせず、座って見ているよう指示されたそうです。職員の人も仕事がなく雑談をしているだけに見え、他大学から来たインターン生と「これって税金泥棒? でもこういうところで働けてうらやましい。」なんてひそひそ話したそうです。  
 某団体の名誉のためにも「仕事をしていないわけではなく、特定の人だけが一生懸命仕事をしていて、その仕事を全員に上手く割りふれないでいるんだよ。」と説明しましたが、役所に限らず大企業の関連会社や諸団体など、このような状態になっている組織は日本中いや世界中で決して少なくありません。某団体の人が怠け者なのではなく、仕事を上手く割り振れないと結果として後天的怠け者が増えるのです。  
 どのような組織にも必ず生まれついての怠け者はいます。その怠け者に働いてもらうには、その人に合った仕事を割り振り注意する人が必要です。それでもダメなら組織から出てもらいます。学校の先生や刑務所の看守ならこの役は簡単ですが、平等な社会人のなかでこの役を買って出るのは損な役回りです。注意された人が逆ギレするかもしれず、うまくその人を動かせても周りからはうるさい人と見られるかもしれません。  
 損な役を引き受ける人がいないと、そこそこ働いている人が、俺だって少しぐらいさぼってもいいだろう、と考えだします。その組織は少しずつゆるんだ組織に変化していきます。それでも組織は仕事をしなければ給料を払えないので、一部の男気のある人たち、仕事の面白さを知っている人が、人はとにかく自分は、と頑張ります。仕事の割り振りは、ますます一部の人に集中しそこそこ働いていた人はどんどん楽になり知らず知らずに怠け者になります。そのうち、一生懸命働いていた一部の人は、仕事が苦痛になったり、過労でミスを起こしたりして、組織は徐々に崩壊していきます。  
 つまり、組織にはあまり人から評価されない「組織としての最低限のまとまりを創りだし、その最低限を維持する努力」が必要なのです。会社の場合、社長さんは会社を存続させようと思っているのでこの努力を惜しみませんが、NPOや諸団体の場合は、組織内でよほど目的を共有していないとこの役割を引き受ける人があらわれません。組織運営は民間より難しいのです。  
 別にリーダーになどなりたくない人は、楽な職場に就職することがお得なのでしょうか。残念ながら、そういう組織は見かけ立派でもいつまで続くかわかりません。途中で組織が消滅すると後天的怠け者は仕事を覚えていないため職がないことは、旧共産圏の多くの国々で実験済みです。なにより、仲間と協力して何かを成し遂げる面白さを味わえないのはもったいない。ソフトクリームを買ってコーンだけ食べるようなものです。本当にお得な職場は、規模は小さくても良いリーダーがいる職場です。     (岩崎)

 


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