朝日大学ビジネス企画学科~Webマガジン(News&コラム-12/12/3)

 
12月3日号(第557号)


 
「経営学会講演会」
 先週の水曜日に、日本バレーボール協会全日本女子監督の真鍋正義氏を招いて経営学会の講演会が行われました。女子バレーボールはロンドンオリンピックで銅メダルを獲得するという快挙をあげましたが、その時の監督の話を聞けるということでたくさんの学生、職員が参加しました。ビジネス企画学科の長屋先生による華麗な講師紹介の後、「強い選手はプラス志向」など期待にたがわず、臨場感にあふれる内容でスポーツ学生にも一般学生にも大いに役に立ったことと思います。一流の人の話を聴くことは大変勉強になりますね。   (田ノ上)

   
「非常識を常識に!」       <スポーツマネジメントコース>
  先週の水曜日(11月28日)、経営学会主催の講演会が行われました。演者は全日本女子バレーボールチーム監督の眞鍋政義氏でした。ロンドンオリンピックで銅メダルを取るまでの4年間の苦労話やエピソードを交えながらの「眞鍋流コーチ学」を拝聴することができました。  
 さて、そんなお話の中でとても印象的だったのが、眞鍋監督が就任直後に松平康隆氏(日本バレーボール協会名誉会長、ミュンヘンオリンピックで男子バレーボールに金メダルをもたらした監督)とお話をされた際、メダル獲得のためには「非常識を常識に!」とのアドバイスを受けられたというお話です。それは、日本の女子チームは平均身長でロンドンオリンピック出場チームの中でもっとも低く、もっとも高いロシアと比較すると15cm以上もの差があったそうです。バレーボールの競技特性を考えた際、高さとパワーを持ち合わせた大柄なチームは有利であり、平均身長が低い日本は当然不利です。常識的に考えればこの時点で勝ち目なしです。こんな日本チームに対して、松平氏は「小柄なチームが世界を征す」という『非常識』を、小柄な日本チームが結果を出すことによって「『常識』ではありえないことを成し遂げてみろ」とアドバイスされたのです。  
 そこで、眞鍋監督は「バレーボールは床にボールが落ちなければ失点はしない。ならば、スパイクやブロックといった身長の高低が影響するプレイでの得点の取り方を目指すのではなく、身長の高低が関与しないサーブあるいは小柄なほうが機敏な動きができる利点を生かしたサーブレシーブやディグ(スパイクをレシーブすること)を強化し、粘り強く拾いまくって失点を世界一少なくする」と言う視点から大柄なチームに対抗するという方向性を打ち出したのです。一見、消極的な戦術に思えますが、小柄な日本選手が世界に勝つための戦術です。「防御が最大の攻撃」という発想だと思います。このために、女子のトップ選手にも勝る男子の選手やコーチをスパイカーとして、徹底的にレシーブを鍛えたそうです。そのおかげで、レシーブ力が増し、監督の意図するチームが出来上がり、銅メダル獲得へと繋がったのです。(ボールを拾いまくるシーンが思い出されませんか?)
 この様に「チームの弱点を素直に認め、その弱点を利点へと転換し、強化する」という発想でチーム作りした眞鍋監督の素晴らしさ(凄さ)と松平康隆氏の一言に感激した講演会でした。また、眞鍋監督がチーム作りでもっとも気を使ったと言われていた、選手との信頼関係づくり(コミュニケーション)も聞き逃してはいけないところでした(ここでは割愛)。
 学生のみなさん。スポーツも学業も「勝てない、負けそう、出来ない」などと思いこまず、「非常識を常識にする」発想の転換で活路を見出そうではありませんか。でも、普段の生活では「常識」ある行動をお願いします。    (山本)

 


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