朝日大学ビジネス企画学科~Webマガジン(News&コラム-1/2/25)

 
2月25日号(第569号)


 
「就活の準備を万全に」
 テストが終了し、一段落・・・?。 3年生は、休む間もなく就職活動で使用するエントリーシートの作成に力を注いでいます。今後、様々な企業と直接コンタクトがとれる機会があるので、その日に向けて『準備を万全に!?』です。 パスツール(細菌学者)は、「準備を怠るものには、チャンスは絶対に訪れない」と述べています。参考にしたい言葉です。 
(藤野)

   
「差別化③」       
前回から続く~
新製品の売上が軌道に乗れば、販売数がどんどんと伸びる時期がやってくる。製品ライフサイクルでは「成長期」と呼ばれる。新製品が提案する価値がユーザーに認められ始めた結果だ。製品の活用によって、ユーザーは生活の質の向上を図れる。何はともあれ、いち早く製品を日常生活に導入したい。ユーザーは、製品を手に入れたい気持ちを強く持っている。だから選択基準としての価格の優先順位はそれほど高くない。適正範囲であれば、少しくらい高くても、手に入るならば製品は購入される。家電でもアパレルでも、新製品がはじめから値下げされることはない。時間を掛けて徐々に下がっていくものだ。もちろん、安いに越したことはないが、価格は成長期においては、差別化要因にはなり難いのだ。一方で、ライバルは他社の成功を見過ごしてはくれない。猛然と追いかけてくるだろう。導入期に比べて競争は激しくなる。成長期には、どのような点でライバルとの差別化を図っていけば良いのだろうか。  
 差別化というと、製品自体の形状や機能などに目が行きがちだ。これは製品志向という捉え方で、その業界に入り込むほど頭から離れ難くなる。特許が認められている、圧倒的な技術力がある、などの与件があれば製品志向でも構わない。しかし、今は製品がすぐにコモディティ化する時代だ。個性は簡単には認知されない。技術者は渾身の努力で、ノートPCの重量を20gカットしようとする。軽さがセールスポイントになると思うからだ。1kgを切って980gになるインパクトは確かに大きい。メーカーにとってのセールスポイントは明らかに「軽さ」である。ユーザーから見た場合はどうか。1kgと980gに明らかな重量差を実感できる人は多くないだろう。言われてみれば軽いと感じる程度ではないか。詳細に分析すれば、セールスポイントのインパクトは重量の実感ではなく、カタログなどに表記される文字に拠る部分が大きいことがわかる。つまり、ユーザーから見たセールスポイントは、製品の重量ではなく、カタログの印象強さにあるのだ。このような捉え方を、製品志向に対して顧客志向と言う。  
 製品ライフサイクルの早い段階である成長期においても、製品自体に差別化要因を持たせることは難しい。僅かな差では、ユーザーが認識できない。差が認識されたとしても、他社がすぐに追随してくるから、物理的な特性はあまり有効ではない。他の観点で差別化を図る必要がある。そこで浮かぶのが先に述べた印象だ。イメージで差別化を図るのだ。ユーザーが製品に対して、最も価値を感じる部分で有利なイメージを獲得する戦略だ。それは「軽さ」かもしれないし、「カッコ良さ」かもしれない。定着したブランドイメージは簡単にはなくならないし、他社が真似することも容易ではない。成長期にはイメージが有力な差別化要因になる。   (常川)

 


戻 る

関連記事

  1. 朝日大学ビジネス企画学科~Webマガジン(News&コラム-2013/5/13)

  2. 朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-03/08/04)

  3. 朝日大学ビジネス企画学科~Webマガジン(News&コラム-11/04/04)

  4. 朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-07/02/26)

  5. 朝日大学ビジネス企画学科~Webマガジン(News&コラム-10/08/16)

  6. 朝日大学ビジネス企画学科~Webマガジン(News&コラム-2014/2/17)

  7. 朝日大学ビジネス企画学科~Webマガジン(News&コラム-2013/11/25)

  8. 朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-06/10/02)

  9. 朝日大学ビジネス企画学科~Webマガジン(News&コラム-11/06/27)

最近の記事