朝日大学ビジネス企画学科~Webマガジン(News&コラム-2013/9/16)

 
9月16日号(第598号)


 
「東京オリンピック」
 2020年東京オリンピックの開催が決定しました。7年後の東京オリンピックには、本学の在学生や卒業生が出場しているかもしれません。個人的には、野球・ソフトボールの復活を願っています。いずれにせよ、今から開催が楽しみです。  
 ところで、東京オリンピックの開催には、様々な障害や困難が予測されます。上手く乗り越え、素晴らしいオリンピックとなることを願っています。  
 以前ご紹介した『オリンピックの身代金』(奥田英朗著、角川グループパブリッシング)では、華やかな東京オリンピック(1964年)の陰にある生活の実態が描かれています。また『オリンピア ナチスの森で』(沢木耕太郎著、集英社)では、オリンピックと政治が深く関わった1936年のベルリン・オリンピックが取り上げられています。  
 今回の開催決定を、様々な視点からオリンピックやスポーツを考える契機としてはいかがでしょうか。    (林)

   
「震災から2年半」       
 
 先週、東日本大震災の被災地に行ってきました。今年は日程の都合で宮城県と岩手県の2県しか行くことができませんでしたが、毎年被災地の状況を見ていると場所によって復興のスピードに差が出てきているような気がします。
 被害の大きかった石巻市ですが市内のがれきはきれいに無くなっていましたが、海岸付近の店は津波を受け壊れたままの状態で、近くに「復興マルシェ」と書かれた仮設商店街が出来て商売が始まっており、トヨタ自動車のCMで被害の大きさが映し出された石ノ森萬画館もすっかり修復され多くの観光客が訪れていました。
 宮城県内の海抜が低い場所には、「かさ上げ道路」と呼ばれる工事が行われ、堤防のように高く盛り土をした上に道路を造って津波を防ぐ対策です。
 宮城県石巻市から岩手県に続く、のこぎりの歯の様なリアス式海岸部には、津波の被害を受けない高い場所に山をぶち抜く「復興道路」と呼ばれる自動車専用道路が建設され、トンネルばかりで景色を楽しむことはできませんが、災害時にも重要な物流ルートを確保する対策が進んでいました。
 気仙沼から大船渡付近は日本中の建設重機を集めたのではないかと思うほどの機械がうなりを上げながら工事を行っていて、街の姿がどの様に変わるのか、昔のきれいな港町の風情が残ってくれることを願わずにはいられませんでした。
 リアス式海岸の深く切れ込んだ海岸線が美しい風景を作るのですが、この海岸線の形状が津波の力を増幅するために昔から大きな津波被害にあってきました。アップダウンの急こう配が続く海岸線の国道には「過去の津波浸水区間」の道路標示があちこちに付いています。
 住民の高台移転などによって生まれる、海岸周辺の土地を有効に活用することが求められています。
 2年半が経過して、海産物は見事に復興し美味しい食材が手に入るようになりましたが、地元の今の悩みは、生産は始まったが2年間の空白期間のために販売ルートが切れてしまい、1から新規開拓して販売のネットワークを再構築しなければいけないという課題がのしかかっています。「気仙沼のふかひれ」の様なオンリーワン商品なら買い手は待ってましたと戻ってくれますが、多くの商品は強力なライバルがいるのです、私たちにもすぐできる復興支援は三陸のおいしい魚やわかめなどを買って食べることです。そして、華々しい2020年東京オリンピックに目を向けてしまい、東北を忘れないでください。 (田村)
 

 


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