朝日大学ビジネス企画学科~Webマガジン(News&コラム-10/05/17)

 
5月17日号(第424号)


   
乾坤一擲
 5月14日、長良川球場において野球部は大一番を迎えました。2連勝すればプレーオフに持ち込み優勝決定戦が行われます。しかし、1敗をした時点で中部学院大学の優勝が決まります。結果は、初戦にサヨナラ負けをして優勝を逃しました。私自身、2年目になりますが、学生が本気で流した涙を見たのは初めてでした。これはどこのチームの学生よりも練習の質、そして何より量は負けていないからだと思います。だからこそ、悔しさが一層増したのです。悔しさの数だけ人間は大きく成長できるものです。ここまでやっても負けたというのは現実として受け止めなければいけません。私が在籍していたプロ野球の世界は、結果が全てでした。しかし、ほとんど自主練習をしなかった集団が、夜の遅くまで1球に対して執念を持って取り組んだ中での結果です。これこそが、戦う集団の第1歩になったと確信しています。大一番での堂々とした姿が、この過程を証明していました。
 新しい伝統を築き始めている朝日大学体育会野球部の練習を是非ご覧になってはいかがでしょうか? (喜多)

   
「三人寄れば文殊の知恵」        <消費者心理コース>
 ビジネスに応用できる諺や慣用句をご紹介、今回はその6回目です。
 「三人寄れば文殊の知恵」、凡人でも三人集まって相談すれば、すばらしい知恵が出るものだということを教える諺です。問題や悩みがなかなか解決できないときには、1人で悩むより、友人や知人に相談したほうが早く、しかも上手い解決法が見つかるものです。自分だけで考えていると、自らの経験や知識を出発点として解決法を考えてしまいがちです。前回成功したから今回も同じやり方で成功するだろうという論理で、前例に従って解決法を考えるのです。それで上手く行けば良いのですが、同じように成功が二度繰り返されることは滅多にありません(二匹目のドジョウはなかなか居ません)。なぜなら、昨日の正解が必ずしも今日のそれにはならないほど、ものすごいスピードで社会の環境や状況、消費者の好みや流行は変化していくからです。
 それならば、自らの経験や知識を超えた解決法を生み出す必要があります。その方法は2つしかありません。ひとつは発想力や創造力を活かして自分自身がゼロベースでアイデアを考えること、もうひとつは他人の意見を聞くことです。頭の中を無にして、ゼロからアイデアを考え出すのは非常に難しいことですが、一方で、他人の意見を聞くのは、適切な人さえいれば非常に簡単です。他人の経験や知識の中には、自分にとっては非常に新鮮な情報が多く含まれています。逆も然りで、自分の話が他人には斬新に聞こえているかもしれません。このように経験や知識の交換をすることで、お互いの発想は相乗的に膨らみ、解決法の選択肢は2人なら2倍以上、3人なら3倍以上にも増えるのです。選択肢が幅広ければ、それだけ時節にマッチした解決法を選択できるチャンスは広がります。自分でわからないことがあると、最近は「質問箱」のように、不特定多数に向けて答えを尋ねるインターネットサイトがよくあります。個人の問題解決のために他人のノウハウを借りるわけで、これはまさに「三人寄れば文殊の知恵」の拡大版です。ただし、インターネットの場合は、情報の信憑性には注意が必要です。商売でも「困ったときはお客さんに聞け!」と言う通説があり、これもお客さんの頭を借りる、という点で同じことです。会社の会議室で行なわれるブレーンストーミングもこれにあてはまります。
 困ったときに人に相談するのは知恵を生み出す近道ですが、これには2つのポイントがあります。ひとつは、相談するなら自分と違う環境にいる人を選べということです。仕事の悩みを会社で隣にいる同僚に尋ねても、経験や知識がダブるため、なかなか相乗効果を得ることができません。年齢が離れているとか、違う職業に就いているとか、同じ会社なら少なくとも違う部門にいる人に聞きましょう。もうひとつは、そもそも「聞ける人」がいることです。適切な人がいなければ、相談のしようがありません。日頃から人脈を広げておくことの意味は、単に遊び相手を確保するだけでなく、このような点にも効果があるのです。文殊の知恵を生み出すためにも、人脈は多いに越したことはありません。  (常川)


 


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