朝日大学ビジネス企画学科~Webマガジン(News&コラム-2014/2/3)

 
2月3日号(第618号)


 
「期末試験終了」
 
 学期の締めくくりの期末試験は、1月29日を最終日として終了した。高校までとは違い、1年間があっという間に過ぎてしまったと感じたと言う学生が多い。30日からは春季休業期間に入ったが、一日一日を大切にして有意義な大学生活を過ごしてほしいと願う。 
(横井)

   
「感謝の力」

  

 先日自宅の外壁を塗り替えてもらいました。海外では壁の塗り替えは家庭の男性メンバーの仕事です。水道修理や電気製品の修理ができることが男らしい男のシンボルでもあります。日本でも今の50代以上はできましたがすっかり無精になりました。家庭の女性メンバーの仕事は料理でしたが、こちらも最近は「中食」が多く、買ってきた方が安いし早いということでめっきり作らない家が増えたようです。  
 仕事が忙しいからと、できてもやらない僕は奥さんにとっては困り者、年末になるとしかられます。一方、やり方を知らない人にとっては家電の断線のような簡単な故障も捨てるしかないし、農薬入り冷凍食品がいやでも、買ってきたものを食べるしかありません。ちょっともったいないし、少し怖い気もします。  
 親がやらないから子供が覚えられないなら、やらない僕は単なる不精者ではなく親として失格です。うちは男の子がいないのでちょっと減刑されるかもしれませんが。そこであえて言い訳を考えると、「やってもほめてくれないもん。」というのがあるかもしれません。ひび割れた風呂場のパテを僕が塗り直したとき、はみ出して不揃いなのをみて、いやな顔をされたことがあったし・・・。  
 感謝されることが、家の仕事をする喜びだったわけです。あくまで言い訳ですが。男性と女性、修理と家事の分業は、決して性差別ではなく向き不向きで分けられていて、お互いありがたみを感じあうためだったのかもしれません。
しかし、分業して評価されないと(相手が感謝してくれないと)、役に立った喜びを感じるチャンスは減り、仕事がおっくうになり、やり方を忘れ、ブラックボックス化していく。同様に社会の中では、働くのはつまらなくて当たり前、になっていくのかもしれません。  
 このような悪循環をひっくり返したホテルがあることを、学部OBのお母様から教えてもらいました。世話好きな人に向いた仕事であるはずのホテル。リッツ・カールトンは従業員に、コストがかかろうと許可なしでサービスできる権限と、良いサービスへの会社からの高い評価と、彼らを見下さない尊厳を与えました。働く喜びから質の高いサービスが自然に生まれ、世界一のホテルになったというのです。
 OBのお母様は経営と主婦を長年続けられた方でしたが介護も加わり大スランプになりました。同社の話を聞き、これは、と思って60以上のチェーンを訪ね歩きその秘密を確認されました。すべてを回り終える直前訪ねたリッツ・カールトンの従業員通用口の上には大きく「このドアを通る人が私たちのもっとも大切なお客様です」と書かれていたそうです。この旅で彼女も元気と尊厳を取り戻しました。感謝されるからこそ仕事はおもしろい。僕も今日帰ったら、奥さんの料理にさりげなく感謝したいと思います。   (岩崎)
 



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