朝日大学ビジネス企画学科~Webマガジン(News&コラム-2014/9/22)

 
9月22日号(第651号)


 
「秋の卒業式・入学式」
 
 9月19日秋の卒業式、20日に入学式が挙行されました。朝日大学では、4月と9月の年2回入学式と卒業式が行われます。日本では春4月に卒業式・入学式が常識ですが、世界の多くは秋に実施しており、そのため今回も大半が留学生でした。
 卒業後は、大学院への進学、帰国して祖国で就職、日本の企業に就職して活躍する人と様々である。朝日大学で学んだことを多いに発揮して社会で羽ばたいてほしい。  
(長屋)

   
「大切な感覚」

 

 日頃感じる様々な感情の中で忘れていけない感覚は何かときかれると、多くの日本人は「やさしさ」とこたえそうです。たしかに、多くの親御さんが自分のお子さんを、うちの子はやさしいと評されるのを聞いてきました。僕の場合は、最近まで冒険するときのわくわく感が一番大切かなと考えていましたが、ガツンとくる経験で考えが変わりました。
 20時間で基本の技術を身につける実験でタイ語を学んだ後日談です。確かに片言でもコミュニケーションが進みました。親しくなったタイの隣人のポップス歌手のおじさんは、コンサートの翌々日夕食に呼んでくれました。タイ北部のブタの生肉サラダ(餅米をつまんで握り、その上に香辛料で味付けした生の豚肉やレバーと生野菜を交互に食べる寿司のようなもの)を、わざわざこの調理に手慣れた友人を呼んできてご馳走してくれたのです。まずレストランでは食べられない料理ですし、思わず食べ過ぎてしまうほど美味でした。コミュニケーションがとれてわくわくする体験ができたのですが、別の感情がむくむくとわきあがってきました。「悔しい」のです。    
 誘われたとき、明日4時から食事をしようと言っているのは身振りを含めて何となくわかりましたし、それがモー(豚肉)であることも聞き取れたのですが、あとがわかりません。数字や単語、基本の動詞もところどころ分かるのですが、もう少しでもっとわかりそうなのです。それが、とても「悔しい」のです。背中がかゆいのに手が届かない感じです。とりあえずお招きいただきコップンカップ(ありがとう)と答え、細かいことは一緒にいた人にあとから英語で聞くと、えー生肉? となりました。 結果美味しい料理にありつけてラッキーだったのですが、悔しくて、もう少しタイ語を覚えたいという強い欲求を感じました。単なる実験で片言でもコミュニケーションをとれればよしと思って始めたのですが、それがタイ語を学びたいもっと強い意欲に変化したのです。    
 忘れていたのですが20代の時アルゼンチンでテニスをはじめて習ったときも同じような体験をしました。スペイン語の勉強と運動不足解消を兼ねてレッスンプロに週3回テニスを習いに行き2ヶ月ほど経った頃でした。友達もいないので壁打ちをしていると、小学生3年くらいの男の子が一緒にやろうと声をかけてきました。年上なので遊んであげるつもりではじめたら、うまいのです。ひどく悔しくて帰りにスペイン語のテニスのレッスン書を買い、夢中で読んではじめてプロの説明がよく分かりました。同時にスペイン語も少しずつ上達していったのです。    
 オモロイ体験をしてわくわく感で人生を豊かにする。そのために興味を持ったことに集中する時間を持ち良い手本を得て基本技術を身につける事は誰にでも可能です。そして、その後技術をアクティブに使ってみてわき起こる「悔しい」という感覚が、僕たちをより高度な面白さへ導く水先案内人になってくれるのです。後学期は悔しさを感じてみませんか。   (岩崎)


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