朝日大学ビジネス企画学科~Webマガジン(News&コラム-2014/12/15)

 
12月15日号(第663号)


 
「ベトナム海外短期研修」
 
 12月11日、ベトナム・ホーチミン市への海外短期研修に派遣される学生の発表があり10名の経営学部学生の参加が決定しました。経営学部では18名の応募があり、その中から10名が選ばれました。派遣が決まった学生は、2015年2月28日から3泊4日の海外を体験できるキップを手にして、今からワクワクしています。今年から始まったベトナムでの海外短期研修、これからますます発展するアジアの勢いを肌で感じてきてもらいたいと思います。   (中畑)

   
「反成長戦略」

 

  前回、今自分で学びはじめ将来の行動に結びつけることが最良の成長戦略ですと書きました。正直に告白しますが、具体的に何をやれば成長できるかには正解がありません。成長のもと、生産性の向上はどうして生まれるかの発見が課題である経済学でも、まだよく分からないのです。しかし、何をやったら絶対に成長できないかは、歴史的な経験則として色々な人がまとめています。このような反成長戦略は、国家規模でも個人や企業の成長でも存在するようです。何回も壁にぶつかり、今でも悩みのつきない僕には参考になります。  
 ドナルド・キーオさんは若くして従軍後なんとか大学まですすみ、苦労して地元の小さな食品会社に勤めました。その会社は何回か別の会社に飲み込まれ、最後はコカ・コーラ社に買収されたのです。彼はその後コカ・コーラの社長にまで上り詰めます。その過程で絶望的な環境、良い出会い、安定した時期と多くの経験をされたことでしょう。どうやったら成長できるか彼にききたいところですが、
 彼がまとめたのは逆にビジネスで失敗する法則でした。10ある失敗する法則の中でももっとも重要なことは、「リスクをとるのを止めること」、だそうです。 彼は人間の本性は「何かを達成できたとき、ごく小さなことにすぎなくても、これ以上リスクをとるのはやめておこうという誘惑にかられる。」ことだといいます。この本性に従うと結果として安定した状況はどんどん悪化してしまうことを個人や企業の多くの実例で示し、僕たちがやってはいけないことを考えさせてくれます。大学で教えることに慣れてくるとついつい今のやり方で良かったと思います。しかし振り返ってみると、最近成果が生まれてきたやり方はすべて、最初アイデアを聞いたときは僕自身もやめておいた方がよいのではと感じたことです。スポーツマネジメントコースを作ったり、留学生を受け入れたり、会計を集中して勉強できる体制を作ったりせず、あのとき小さな安定にしがみついていたらと考えると、ぞっとします。  もちろんリスクをとって失敗したことも多くありました。今でも失敗だらけです。失敗は嫌なものですが、同時に失敗しなければ失敗から選択肢を絞り込まなければ先には進めなかったことも思い出します。迷路を進むのと同じなのです。足が止まれば出口は永遠にみつかりません。年をとると知らず知らずに安定が一番、安全が一番と考えることが当然の事に思えてきます。これが若い人にも伝播してしまうと、日本中が「安定病」にかかってしまうのかも知れません。反成長戦略の完成です。逆境を楽しむ客観性を持ってリスクをとる面白さをオトナが語ることからはじめ、若い世代に行動してもらいながら、残りの9つの失敗する法則をじっくり考えてもらうことが、真の成長戦略かも知れません。  (岩崎)

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