朝日大学ビジネス企画学科~Webマガジン(News&コラム-10/10/04)

 
10月4日号(第444号)


   
「充実した体育会学生の表情」
 後期授業が開始し1週間が経ちました。久しぶりに会った体育会に所属している学生は、とてもいい表情をしていました。夏の厳しい暑さの中での練習に耐えたからでしょうね。厳しい練習とイコールして結果が出ればいいのですが、そう簡単なものではありません。クラブだけでの結果を強く求めすぎると、苦しくなってしまいます。長い目で見ると、一つの過程として見ることが出来、就職活動する時や、また就職してから、必ず役に立つことでしょう。すぐ結果を求められてしまう環境では厳しいかもしれません。双方の我慢が大切になってきそうですね。
 これから体育会学生は文武両道で大変かもしれませんが、夏の練習を乗り越えた精神力を勉学にも活かしてもらいたいものです。
 1年生は朝日祭(10月22日~24日朝日大学内)に向けてポスター班と模擬店班に分かれて必死に準備をしています。学生の頑張りの成果を、是非見にいらしてください。(喜多)

   
「お金の不思議」        <ファイナンシャルコース>
 急に秋の気配が濃厚になってきました。ふと30年前の10月大学4年生で金融機関の内定をもらって就職を決めたとき、親父から「人のふんどしで相撲をとるのか! 」と怒られたことを思い出しました。「給料は労働の対価だ。労働とは額に汗して、力を合わせて何かを作ることだ。そこに厳しさもあるし、喜びもある。」と考えていたのでしょうし、その通りだと思います。では金融機関は本当に人のお金を右から左に動かして、利益をかすめ取る仕事なのでしょうか。  
 考えてみるとお金は不思議です。1万円札といっても単なる紙切れです。昔アルゼンチンで使い残した百万ペソ札を大量に持っていますが、お宝鑑定団のような価値もなく本当の紙切れです。誰も受け取ってくれずものと交換してくれないからです。一万円を差し出すとコンビニのオーナーがゲームソフトを渡してくれるのは、オーナーがほしいものを手に入れようと思うと、他の誰かが1万円とほしいものを交換してくれることを信じているからです。百万ペソ札では、オーナーはその札で自分のほしいものと交換できると信じられないので、ソフトを渡してくれません。  
 つまりお金は、そのお金で交換ができると信じている人たちがたくさんいてこそ、お金の価値を持つのです。人々がお互い信用できると信じられ、その代表である国(中央銀行)が発行するお金であると信用できると初めてお金は流通します。ですから国が信じられないと(昔のアルゼンチンのように)お金は紙切れになります。紙切れに信用という魔法をかけるとお金になり、魔法が解けると紙切れになるのです。  
 そんな怪しいものに皆が引きつけられるのは、お金がないと極端に不便だからです。欲しいものがあっても、その売り手が欲しいものをこちらが持っていないと交換できません。自分が買い手で相手が売り手になる「もの」と、自分が売り手で相手が買い手になる「もの」、この二つの交換が同時に達成できないと欲しいものを手に入れることができません。魔法のかかったお金を使うと片方の「もの」をお金で置き換えられ、欲しいものが何でも手にはいります。お金によって、売り手と買い手の債権債務関係が最終的に決済されるのです。  
 そのような決済を支えているのが金融機関です。つまり金融機関がなければお金の信用を裏付けることが難しくなり、お金の魔法は解けてしまい、今持っているお金や預金は紙切れになります。もしどこかの銀行で魔法が解けると、それに連鎖して次々にお金の魔法が解けていきます。そうすると日本の一万円札もアルゼンチンの百万ペソのように誰も信用してくれなくなります。それは困るので、一定額まで金融機関に預けたお金を保証しお金の魔法が解けることを防ぐ仕組みが、預金保険制度(ペイオフ)です。9月10日日本振興銀行は1800億円の債務超過(赤字)を発表し、信用という魔法が切れました。この結果日本では初めてのペイオフを金融庁は発動し1千万円までの預金は預金保険から払い戻されることになりました。    (岩崎)

 


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