朝日大学ビジネス企画学科~Webマガジン(News&コラム-10/12/13)

 
12月13日号(第454号)


   
「ぎふベースボールフォーラム」
 
 先週9日(金)に、十六プラザにて「2010ぎふベースボールフォーラム」(協賛 朝日大学)が開催されました。最近の岐阜県の高校野球はレベルが高くなっています。これも毎年、中学生対象に現役のプロ野球選手を招いて野球教室が行われている成果でしょう。  
 今年の招待者は全て私の先輩後輩でした。高橋由伸さん(ジャイアンツ)、佐藤友亮さん(ライオンズ)、山本省吾さん(ベイスターズ)、長田秀一郎さん(ライオンズ)以上4名です。子どもたちに夢を与えると共に、先々を見据えて指導をする。とても大切なことだと私は思います。
 月日はかかるかもしれませんが、岐阜県の野球王国が復活したように、長いスパンで育てるという意識が指導者には求められているのかもしれませんね。
 すぐに結果を求める時代だからこそ、少しのんびりした方が子どもにとっては良いかもしれませんね‥。   (喜多)

   
「ポイント制度(3/3)」       <消費者心理コース>
 ~前回から続く
 ポイント制度のメリットは「駆け込み購入を促す」ことにもあります。蓄積したポイントには、有効期間が設けられていることがほとんどです。いくつか理由はありますが、そのひとつに会計上の問題を挙げられます。会計と聞けば顧客も納得しやすく、企業には好都合です。ポイントの有効期限を設定できることは、企業には大きなメリットです。顧客は作成時に説明を受けた上でカードを作成するので、期限内に相応の買い物をするだろうと自身の行動を想定しているはずです。しかし、現実はなかなか想定どおりには進みません。最初は頑張りますが、次第に意識が薄れて、ポイントの蓄積ペースは遅くなります。もちろん、ポイント蓄積が順調なら、それはそれで定期的な買い物の表れなので、企業としては大歓迎です。蓄積ペースが鈍り、気が付けば期限切れ直前!というケースも充分あり得ます。その場合、顧客はどう動くでしょうか。選択肢は3つ、「貯める」「使う」「捨てる」のどれかです。有効期限があるから促される選択です。そしてどの行動が選ばれても、企業には有利です。貯めるつもりなら、顧客は「ポイント蓄積」がなければ買わないような商品、いわゆる不要不急の商品を敢えて買ってくれるかもしれません。それでも顧客は「敢えて」とは考えません。購入を正当化させる良い口実ができたと思うくらいです。企業側から見れば、無作為に販売促進を行っているようなものです。使うつもりなら、顧客はポイントで足りない分を現金で補ってでも買うでしょう。どうせ買うなら、ポイント残高に縛られず、欲しかった商品を選ぼうとします。顧客は、ポイントに現金を足すのではなく、ポイントを利用して欲しかった商品を安く買う意識です。足し算ではなく、引き算の感覚です。貯めるのと同様に、顧客は購入の好機と思うくらいです。「貯める」「使う」、いずれを選択しても駆け込み購入が発生しやすくなります。
 「捨てる」は別の意味でのポイント制度のメリットです。これは、割引感は与えたものの、不満を喚起せずにそれを帳消しにしたことを意味します。ポイント制度ではこれが頻繁に起こります。期限を過ぎてしまうケースだけではありません。「蓄積自体を忘れる」「カードを紛失する」「元から貯める意志がない」「面倒になる」などのケースもあるでしょう。世の中には使われないままのテレカがどれくらいあるでしょうか。それを考えれば、相当額のポイントが埋没していても不思議ではありません。割引の帳消しは利益増加に貢献します。ポイント制度は、時差で割引を与える制度です。時差が気分と実利を分断させてしまうのです。意図の有無に関わらず、企業がポイント制度から得られるメリットです。
 このように、ポイント制度は顧客だけでなく、提供する企業にも旨みの多い制度です。使い方、活かし方によっては、消費者心理をうまく調整できるマーケティング戦略なのです。そういえば先ごろ話題になった「エコポイント制度」のポイントが将来的にどれだけ、どう使われるのか興味津々です。    (常川)

 


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