朝日大学ビジネス企画学科~Webマガジン(News&コラム-11/1/24)

 
1月24日号(第460号)


   
「新しいゼミ」
 
 今学期も残すところあとわずかとなりました。1年生、2年生の最後のゼミでは学生から来年度のゼミ志望を提出してもらいました。
 ビジネス企画学科では学生の希望をもとに2年時と3年時にゼミの変更を行っています。新2年生については、スポーツマネジメント、消費者心理、ファイナンシャルの3コースから希望するコースを選択し、新3年生については、自分の所属するコースの中で志望する教員を選択しました。人数の制約のため、全員が第1志望に行けるとは限りませんが、できるだけ学生の志望を尊重してゼミ分けを行っています。
 志望する自分のコース、自分のゼミを考えることは、これからの学生生活をどのように取り組んでいくかを考えるいい機会です。そして、新学年を機にぜひ新しい道に一歩を踏み出してほしいと思います。
 残念ながら自分の志望が100%かなえられなかった学生も、気持ちを新たにして新学年を迎えてほしいと思います。社会人になれば自分の思い通りにならないことのほうがはるかに多いのですが、そのためかえってよりよい道が開けることもよくあることですから。(村橋)

   
「高速料金割引制度(2/3)」       <消費者心理コース>
 前回から続く~
 調べて読んで考えれば、割引には適用条件への合致が必要なことを理解できる。それでも、理解しようとしない利用者は少なくない。説明画面は、わかりやすく設計されているが、制度自体が複雑であることに変わりはない。パターンをひとつずつイメージして、頭の中を整理するにはあまりにも組み合わせが多すぎる。複雑すぎて、思考や記憶が追いつかない。面倒さも加わり、結局は理解を諦める。人には、わかり難さを避けて、わかりやすさを好む気質がある。自分が理解できる情報だけを読みたい。そのほうが気分は良いからだ。通勤などで習慣利用するならともかく、レジャーは不定期で目的も様々、都度、適用条件を調べるのはわかり難い上に面倒だ。わかりやすいキャッチコピーを手掛かりに、事態を把握したくなる。実際に安いか否かではない。安さのイメージが大切なのだ。程度は不明でも、安さのイメージはマスコミ報道や利用者の体験談から得られ、担保されている。政権や与党が推進した政策でもある。思いつく情報だけで考えても、大体の感じは見えるので、安心してドライブに出かけられる。「高速道路料金→安そう→周りが利用→利用したい」というシンプルな構図によって、利用モチベーションは醸成されたのだ。単純明快なイメージを先行して訴求するマーケティング手法で、これは一般的にもよく見られる。目当てもないのに、「安そうだから」「大勢が並ぶから」などの理由で、ファストファッションチェーンや家電量販店に出向くのが最たる例だ。わかる情報だけを分析し、その結果にある程度の見通しが持てれば良いのだ。そうすれば、人は事態を単純に理解し、それを根拠に行動を起こす。イメージをわかりやすい言葉で伝えることが、意欲を創造するポイントである。モチベーションは、必ずしも実物の本質的な魅力だけから醸成されるわけではない。
 高速道路料金の割引制度に関して、ビジネスの観点から、考察しておきたい問題がもうひとつある。それは、「割引制度で本当に得したのは誰?」という疑問だ。まず思い浮かぶのは利用者だ。利用に際して、条件を充足すれば割引適用されるので、明らかな利得に見える。利得には違いないが、必要性のない外出を敢えて行った場合はどうか。行きたいからではなく、安いから出かけた場合だ。バーゲンセールなどで衝動買いした後、よく考えれば不要だったというケースがある。安く買えたのは確かに利得だが、それが要らないものなら、トータルでは損した気分になる。無駄なものに金を使わされた形だ。
~次回に続く~   (常川)

 


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