朝日大学ビジネス企画学科~Webマガジン(News&コラム-11/07/04)

 
7月4日号(第483号)


   
「検定試験にチャレンジ」
 7月3日日曜日、ビジネス能力検定2級、3級の試験が行なわれました。2週間前から受験のための強化週間と位置付け、1年生は3級を、2年生以上が2級合格を目指して、集中的に勉強してきました。ビジネス企画学科では、特に、3級は1年次に取得すべき資格となっているため、受験した学生の全員が合格してもらいたいものです。この資格は、社会人としての基礎的なマナーや常識、仕事に対する基本姿勢などが問われるものですが、これを土台に、簿記、販売士、FPなどさらに多くの、あるいは、さらに上位の資格に挑戦していってもらいたいと思います。
 資格の勉強は、試験日までに何をどのようなスケジュールで勉強していくかという目標をたて、予定通りにこつこつと勉強を進めていけるかが重要です。卒業までにいろいろな資格にチャレンジしてください。   (中畑)

   
「ルールの意義」       < ファイナンシャルコース>
 2年生のゼミ対抗バレーボール大会で面白い光景を目撃しました。親睦目的のため、男性はアンダーハンドサーブしか認めないなど女性も参加できるよう特別ルールを決めました。親睦なので学生も乗ってきます。中には、無理技を見せて力を誇示したり、ふざけたプレーも飛び出します。そんな中である審判がサーブのオーバーラインを厳しく指摘し、1回はやり直しを命じ、再度ファウルを犯すと相手側の得点を宣言しました。するとどうでしょう。ただ遊んでいたムードが徐々に真剣に勝利を目指すムードに変わっていったのです。審判の判定にも、参加者がその理由を聞いてきます。結果としてルールがある方が真剣になり、後からより楽しかったと思える満足感が高まったのです。  
 高校までの学則の延長なのか、ルールはなんとなく人を縛るものに見えます。しかし、法律やルールがなければ社会生活で自分の身の安全さえ守れないのは明らかです。それ以上に、ルールがあることで人々は真剣に競り合い、より大きな満足を得られることがあるのです。ルールが機能するかどうかは、環境と人々の態度で3つの状態が考えられます。  
 第一はルールがありそれが守られている状態です。このケースでは、ルールを破るよりルールの中でどのように工夫するかが、最も良い結果を生み人々の満足を高めます。日本のバレーボールが編み出したクイック攻撃や、ホンダが世界の自動車メーカーとなるきっかけとなった低排気ガス技術を開発できたのはこのためです。  
 第二の状態は、ルールはあるがルール自体が現実の社会の営みに対応していない場合です。アメリカでは戦前禁酒法の時代がありましたが、人々のお酒を飲みたい欲求を抑えることはできませんでした。結果、闇酒が横行しマフィアが世の中を牛耳ったのです。この状態の時は速やかにルールを改定しないと第三の状態に変化してしまい、ルールを破ったものが得をするため、協力して行動することが困難になります。震災の結果国の災害対策が後手に回るのは、地方の現実と国の規制がミスマッチになっているからです。多くの国では災害の後地方分権が進みます。事件は現場で起こっているのです。  
 第三の状態は、ルールは必要であるが誰も守ろうとしない状態です。この状態が続くと社会の信頼関係という貴重な資源が崩れていきます。親睦のバレーが単なる悪ふざけの場所になるようなものです。こうなる前に審判が指摘する必要があります。  
 日本のルールでは、会社が集めた自己資本より会社の損失が大きくなった場合、債務超過といって株式市場に株式を上場し続けることはできません。現在、東京電力は原発災害の賠償金で実質債務超過であることは明らかですが、上場を続け株主総会を開きました。本来であれば株主は有限責任の中で責任を負い、会社は更生手続きに入るべきです。ルール破りが続けば日本の会社に資金を提供する金融機関はなくなり、結果日本の企業が活躍できる余地は狭まり、顧客よりルールを曲げてくれる権力者との関係作りにはげむ企業が得をする社会が出現します。もし現在のルールが東京電力をはじめとした日本の会社の現実にあっていないのであれば、早急に法律を改正すべきでしょう。 (岩崎)

 


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