朝日大学ビジネス企画学科~Webマガジン(News&コラム-11/10/24)

 
10月24日号(第499号)


   
「情熱!ポスター制作」

 ビジネス企画学科の体育会に所属している1年生は、ケーススタディとして「クラブ活動をPR(public relations:広告・宣伝)するポスターの制作」を行っています。ポスターのテーマ、キャッチコピー、写真、デザインなど入念に議論して制作してきました。学生たちのクラブにかける熱いメッセージがポスターにギュギュと凝縮しています。昨年同様、どのクラブの作品も力作だと思います。このポスターは、朝日祭(10月21日~23日、9時~17時)が行われる3日間、本学の体育館横に展示いたします。体育会に所属する学生たちの素晴らしい作品を、是非見に来て下さい。   (藤野)

   
「変化に応じる②」       <消費者心理コース>
  ~前回から続く~
 過去の成功体験が次に役立たないことが多いのは、ビジネス環境が絶え間なく変化するからだ。競争条件が過去と全くの同一なら、その戦略でも勝ち目はある。しかし、ライバルは他社の成功を見過ごしてはくれない。効果的なマーケティング戦略で対抗してくる。消費者にも慣れや飽きが生じる。停滞する陣営より、進歩する陣営を選ぶだろう。
 ビジネス環境の状況判断では、過去と似た部分を過大に、異なる部分を過小に評価しがちだ。同一条件を数多く列挙して、過去の成功戦略の有効性を正当化する。過去の成功戦略を選ぶ理由付けを行う。2枚の絵を見比べる「間違い探しゲーム」を思い浮かべて欲しい。後から見れば明らかに形や色は異なっているのに、事前に異なった部分を発見するのは難しい。大部分が似ていれば、全体的にも同じに見えてしまうのが普通だ。絵は眼前で現物を見比べられるし、相違点の個数もあらかじめ呈示される。一方、ビジネス環境を目で確認することはできない。比べる要素も際限がないように思える。相違点を発見する難易度は、絵とは次元が異なる。意識して観察しないと発見できないし、たとえ見つかってもそれで全てを網羅できているとは限らない。軽微なものなら構わないが、致命的な相違点を見過ごすと、取り返しのつかない事態を招きかねない。同一点だけが見えやすく、相違点が見え難い問題はどのように解消すれば良いのだろうか。相違点はまさに変化だ。  
 間違い探しゲームのコツは、キーと思われる部分に焦点を絞って観察することだ。人物や建物などを集中的に調べる。優先部分を充分に調べた後に、残りの部分を確認して、観察を終える。重要(=キーとなる)部分を優先的かつ詳細に調べるのは、間違いのほとんどがその部分にあることを経験的に学んでいるためだ。ビジネス環境も同様に考えることができる。キーとなる相違点(=変化)がどこから生じるのかは、経験から学習しているはずだ。ライバル企業や社会も変化する。技術やシステムも変化する。法律や規制も変化する。流行やブームも変化する。変化は様々だが、ビジネスにおける最も重要な変化は顧客だ。ビジネスでは、顧客の変化がその他の変化を促す構造になっている。企業や技術、規制などは、顧客ニーズに応じて変化する。顧客の変化は、変化の根源のような位置づけだ。ビジネス環境の相違点を探すなら、「顧客」に焦点を絞り、詳しく調べることが重要だ。変化への対応とは、拡散した難しい概念ではない。ビジネスの根本的な課題である顧客対応を日頃から適正に行っていれば、自ずと実現できる戦略である。常に新しい顧客動向を把握しておけば、変化は容易に察知できる。ビジネスにマーケティングが欠かせない理由はここにある。    (常川)

 


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