自分を形作った地域とは

この欄は「ニュース」枠をいただいているのですが、何故か今回もプチコラムです。

現在、研究と授業の両方で「自分を形作った地域」について考えて教えています。
その中の“おさらい”の意味(+家族の用事と高校の同窓会)で、数日間、故郷の札幌に帰っていました。
皆さんは、自分の出身地域の何が自分を形作っていると思いますか?
「地域表象論」の授業では、様々な科学的な外的要因を説明していたのですが、今回の帰郷で、それが“思い出”(強い感情と結びついた記憶)であることを再確認しました。
例えば取材地から次の取材地へと向かうとき、実家から程近い何の変哲もない川を渡ったのですが、亡くなった弟とサイクリングに来たことを思い出して、当時の感情が湧き起こってきました。
また写真にある“石狩川河口”は、子供の頃には1度しか行ったことがないのですが、10数年前に札幌で勤務していた時に、ムシャクシャすると無性に海が見たくて行った場所でした。ちなみに、半径1km以内には私1人、2km以内にも4人しか人間がいません。

この他にも“角の銀行”とか“あの空き地”とか、見慣れた(あるいは見慣れていた)何もないものにも、強い感情が結びついていることがあります。それが無くなってしまっても、記憶には残っているために、場所と自分が強固に結びつき、自分を形作るということになります。
こうして「何もない」ところにも、実は人によって時間によって、強い意味があることを探し続けることが、地域と自分を知ることの基になっていると思われます。この作業を通じて、「何もない」と思われている(主に岐阜の、瑞穂の)「何かある」場所を探していくことが、本当の地域の姿を考えていくことにつながるのではないかと思います。 (畦地)

 

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