No.690 Windows10を入手する

 マイクロソフトは、Windows7、8、8.1ユーザーに対して無償でWindows10へのアップデートを実施するとアナウンスしました。

 今までのマイクロソフトの商売のやり方からすれば考えられない方向転換ですが、理由として考えられるのは、Google社のAndroid やアップル社のiOSなどライバルの成功によって、今まで独占状態だったWindowsの地位が脅かされていること。そしてもう一つは発売から2年以上経過してもまったく普及しなかったWindows8シリーズの不人気などが要因でしょう。Hanb690b

 最近、パソコン画面の右下部分の「通知領域」と呼ばれる場所に見られない「田」の字型のアイコンが表示され、マウスの矢印をこのアイコンに乗せると「Windows10を入手する」という言葉が表示されます。このボタンをクリックしたからといって直ちにWindows10がインストールされることは無いようですが、近くアップグレードの配信が始まると、その時点で「更新しますか?」などと判断を迫られると思います。

 もう誰も知らないMS-DOSの時代から30年以上マイクロソフト社と付き合ってきた私の経験では、アップグレードを直ちに行うことは避けたほうが良いです。特に仕事でマイクロソフト製以外のアプリケーションソフトを使用している人は、絶対に更新しないでください。

マイクロソフト製のOfficeなどが正常に動作しなくなった場合は、サポートしてくれますが、他社製のアプリケーションに関してはまったく対応してくれません。

 「君子危うきに近寄らず」が正しい選択です。無償アップデート期間は1年間ありますから、世の中が落ち着いて、周りの様子や、使用しているアプリケーションソフトの開発メーカーのホームページなどを確認してWindows10での動作Hanb690c状況や対応パッチ、ドライバーを確認してからでまったく遅くないのです。

 Windows95以来、OSのバージョンアップ毎に莫大な売り上げを手にしてきたマイクロソフトですが、大きく方向転換して、こつこつと少額の月額使用料で積み上げていく方式に転換します。買い取りだったマイクロソフトOfficeをOffice365と称して月額900円程度の利用料金制に移行するなど自らのビジネスモデルの変更に躍起になっていますが、マイクロソフトは存続できるのでしょうか。 (田村)

関連記事

  1. No.713 マーケティングと動物行動

  2. No.856 『建学の精神』の社会性

  3. No.738 スプートニクと地域表象

  4. No.752 豊かな国のこれから

  5. No.680  手作り志向に関するデータ⑦

  6. No.745 日陰の冒険2

  7. No.805 推奨行動に関するマーケティングデータ⑦

  8. No.728 白山ユネスコエコパーク

  9. No.764 1年以上、継続購入しているネットショップの有無

最近の記事