No.730 生活習慣○

 年初還暦を迎えて早々、ショックなことがありました。毎年受診する健康診断の結果がひどく悪く、血圧、内臓、メタボとすべて正常値を外れてしまいました。健康診断の過去のデータと比較すると数年前から少しずつ悪化していたのが、昨年がくんとひどくなったのが分かります。つまり予兆はあったのに自覚症状がないことに甘えた結果ということです。まさに生活習慣病です。

 何とかしないと本当に病院通いになると思い、食事と運動に気を配るようになりました。過去も何回か挑戦したのですが、健康診断後2週間もするとすっかりもとにもどっていました。今回は後がないため続ける工夫をしました。毎日体重やBMIをWiiで測り、毎朝決めた時間に計測すると変化と目標までをグラフ化してくれます。頑張ると下り坂になるグラフで見せてくれ達成感があります。食べ過ぎた翌日は確実に体重が増え自制が効きます。問題は毎朝電源を入れる一手間が、だんだんおっくうになることです。

 そうした中10年使った携帯が壊れiPhoneを手に入れ驚きました。ヘルスケアという標準装備のアプリで、毎日の歩数や歩いた距離、移動した階数などが毎日自動的にグラフ化されます。体重計と連動させると自動的に体重や体脂肪のデータが送られます。ライフログという生活記録を自動的に収集してくれるため、不精者が自らを振り返るには最適の道具に進化していました。早速LINEで家族に定期的に見せることにしました。

 記録が見たくて毎日歩いていたら、Runkeeperというアプリを見つけました。無料の設定ではランニングしか記録できないようなので、つい大学から自宅まで2キロほどを何十年ぶりにジョギングしてしまいました。何となく満足感を感じて風呂からでるとスマホにメールが入っています。「おめでとう。世界中の多くの人が必要な運動を避けている中、あなたはもう最初の一歩を踏み出しました。お祝いしましょう。」なんてアプリにほめられ、ジョギングなんかする気がなかったのに目標を設定してしました。近い将来僕が皆さんに「生活習慣病」から「生活習慣◎」に変わったと報告するための決め手は、目標の設定と恒常的な記録の見える化、その公表と誰かに褒められやる気を持続することでしょう。

まったく同じ事が新しく始まる大学生活でも、会社の経営でも言えます。毎期GPA等成績の記録をきちんと取って変化を見ることがより良い大学生活習慣につながります。昨年粉飾で問題となった東芝は経営状況悪化のデータを社内で見ないことにした結果、株主や社会に迷惑をかけ会社の信用も傷つけました。来年度の売上高は3割減る見込みで、将来の柱と期待した医療機器事業を売却し不採算部門を整理して社員も3万4千人減らす予定です。減量で健康体を回復するためには、目標をたてるだけでなく経営状況をデータで月次に開示する努力と、少しでも改善したら社員を褒め励ます工夫が必要かも知れません。 (岩崎)

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