No.750 夏季インターンシップ

 今、学生たちは夏季のインターンシップに参加しています。企業によって受け入れていただける日数は異なりますが、最短は1日だけのものもあってインターンシップというよりも、会社説明会的な色合いが濃いものといえるのではないでしょうか。

 今回の場合は、月曜日から金曜日までの5日間というケースが一番多くなっていて、数年前までの半分以下に短くなっています。企業によってインターンシップを実施する狙いはいろいろあるのですが、負担も大きいことも事実です。

 銀行などの金融機関へのインターンシップは、学生たちには人気が高く、たくさんの学生が参加を希望します。しかし、金融機関の多くは取り扱う情報の秘匿性が高いために、学生を窓口や客先へ出すことは憚られ、会議室などで銀行業務とはなどの座学とお札を数える等の業務シミュレーションで終わるケースが多いように見受けられます。

 また、外車ディーラーに行ったある学生のケースですが、車が好きなのでいろいろな部署で担当者を質問攻めにして、車の知識が高いことを評価してもらい、本人はこれで翌年の内定は確実と勝手に思っていたようですが、いざ受験すると内定は貰えませんでした。この学生は、お客様として車のファンに対するサービストークとインターンシップの仕事の業績を評価しての言葉を混同してしまい誤解してしまったケースと言えるでしょう。

 学生を送り出す大学側の願いは、就職を希望する分野の仕事を経験して、こんな仕事だとは思わなかったなどのアンマッチによる、就職後の短期間離職を防ぎたいということが大きいのですが、学生にもなかなか理解してもらえないのが残念です。

 最近、また企業側の考え方に変化が現れ、1カ月間以上の長期インターンシップを実施して、インターンシップ参加者の中から翌年度の内定者を選抜するというもので、学生にとっては本当の意味での実力や人柄がみられてしまう厳しい採用条件になるかもしれませんが、企業の求人意欲が高くなかなか希望数の新人を確保することが難しい中で、この長期インターンシップが受け入れられるのは、超難関人気企業にだけできる方法だと思います。

 インターンシップに参加した学生たちが少しでも実社会に触れる貴重な体験をしてきてくれることを望みます。インターンシップ頑張ってきてください。 (田村)

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