No.756 伊吹山の蕎麦畑

今、伊吹山の山麓は白い可憐な蕎麦の花が初秋の風に揺れる美しい風景が広がっています。

諸説ありますが、日本の蕎麦栽培発祥は伊吹山麓と伝えられていて、修行僧が中国から持ち帰り、伊吹山で栽培を始めたとされている。

しかし、日本各地の縄文遺跡から蕎麦の種子などが土出しており、古代から日本人は蕎麦を食べていたことが実証されており、奈良・平安時代には蕎麦の栽培を奨励する記録も残されている。

平安時代に伊吹山は山岳信仰の拠点として多くの修験者を集めたと記録されている。修験者は五穀断ちの行があるために食料として蕎麦の栽培が行われたことは推察される。160926b

また、伊吹山は石灰質の宝庫であることで、セメント工場のベルトコンベアラインが続いており、国歌に出てくる「さざれ石」も伊吹山付近を水源とする川に多く見られる。石灰はカルシュウムの補給と土壌を中和して植物の成長を促す効果があるために、伊吹山は蕎麦だけでなく、古来から薬草の山として重宝され、現在に続いている。

この様な歴史と自然に恵まれた伊吹山ですが、長い間蕎麦栽培は行われず稲作が中心でした、しかし減反政策によって稲作からの転換が求められたことと、地域興しから地元の農家と会社経営者によって古来種の蕎麦畑の復活と製麺までを行っている。

古来種の蕎麦は、実が小さいが香り高く味も良いと大変好評である。 (田村)

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