No.783 道の駅の経営④

 岐阜県内には全国2位という多くの「道の駅」がありますが、開設当初は大変賑わった道の駅なのに閑古鳥が鳴き始め、客足が遠のいた寂しい道の駅と、賑わいを維持している元気な道の駅の2つに明暗が明確に分かれてきています。道の駅経営の「明」が多いのなら良いのですが、「暗」の事案が県内のあちこちで見られる様になったことから、地域活性化を妨げる一因として危機感を持ち始めました。

第三セクターなどの行政が関与している施設に役所出身の経営者が入った場合によくみられるのが、午前9時開店~午後5時閉店というように役所の勤務時間で営業する道の駅やレストランがあちらこちらに見られます。

 以前にも書きましたが、観光客だけを相手にしたのでは経営は成り立ちません。平日に観光客は来ないとは言えませんが、土日の週末に集中することは明白です。元気な道の駅や付属のレストランを見ると、平日は地元の住民がスーパーマーケットと同じように道の駅を使っているケースが明らかに多いのですが、お客様の買い物時間にマッチしているのでしょうか。地域による差異はあるでしょうが、一般の会社の勤務時間と同時刻で閉店する店は単身者や共稼ぎ世帯のことはお客と思わず、今や少数派の専業主婦を主なターゲットとする営業方針には賛同できない。

 コンビニや喫茶店のない地方の道の駅付属のレストランは、住民サービスの面からも午前7時開店でモーニングサービス、夜は午後5時~9時までは営業してこそ愛される店の価値を持つと思うのだが、公務員OBにはこの様なサービス精神の欠けらも感じられないのは本当に残念だ。

 役場や役所に勤める人たちの意識改革を求めたいのだが、2年程度の勤務で人事異動ではせっかくの経験を生かす前に移動してしまい、また素人からのスタートで終わってしまうのが本当に残念でしょうがない。これで自分の仕事に愛情と情熱を傾けることは難しいのであろう。

 だが、地方交付税が激減した後、金が無いなら知恵を出すしかないのだが間に合うのだろうか。本当に心配になってしまう。 (田村)

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