No.798 揖斐川町の鷺山?

先日、「天空の茶畑」の打ち合わせに揖斐川町春日地区に行った帰り、時間は夕方6時ごろで周辺が薄暗くなり始めた時間であった。県道32号春日揖斐川線がちょうど国道417号線へ合流する交差点で停止した時にふと窓の外を見ると、揖斐川中学校のグランド横の小山に白い花が咲き乱れている光景が目に入ってきた。何の花だろうと目を凝らすと、花ではなく大型の鳥の集団が山を埋め尽くすように止まっていた。

早速、車を近くに止めて、積んであった望遠レンズを装着し近づいてみるとたくさんの鷺がとまっていた。の琵琶湖の周辺には野鳥観察施設があって多くの野鳥を観察できるのだが、これほど多くの野鳥、それも大型の鷺が100羽近い集団で観察できる場所がこの場所にあることを初めて知った。このシーズンンは鷺の繁殖期でもあるため、親鳥は子供たちに昼夜を問わず餌を運ばなければならない。

この場所のすぐ近くを揖斐川が流れ、周辺は広大な稲作地域となっているため鷺たちの餌の取得が容易であろうことは想像できる。本当に岐阜の素晴らしい自然を実感する光景である。

岐阜市内にも鷺山(さぎやま)という地名が残っていて、この様な鷺の集団宿営地あるいは繁殖地だったとのではないかと考えを巡らせてみる光景だ。

同じ大型鳥類の朱鷺(トキ)が絶滅するなど守らなければいけない自然だが、例えばツバメの巣での糞公害のために巣を作らせない対策を行うなど、平穏な住民の生活環境保持と自然保護の両立は簡単ではなく、対策ができない苦しさを感じることが多い。

朝日大学の学内もこのシーズン多くの渡り鳥が飛来して夕方は鳥たちの大合唱となり、同時に大量の糞公害になって清掃を担当する人たちを悩ませている。

揖斐川町の鷺宿営地周辺の住民の方々も同様の悩みを持たれているのであろうが、何とかこの素晴らしい光景が永く保たれることを祈りたい。 (田村)

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