No.804 観光立国としての日本の行方

9月2日、「観光立国としての日本の行方」と題して朝日大学公開講座2017が開催され、講師として株式会社小西美術工藝社代表取締役のデービット・アトキンソン氏、グランドハイアット東京コンシェルジュで、明海大学教授の阿部佳先生、株式会社やまとごころ代表の村山慶輔氏が各々講演をされました。

このコラムでは、最初に登壇され強烈辛口のデービット・アトキンソン氏の講演内容からお伝えしたいと思う。彼は経済アナリストとして日本人ビジネスマンの生産効率の悪さを指摘するなどデータを裏付けとして辛口だが適切な指摘をする企業経営者として尊敬する人物で、彼が観光産業に向ける視線は非常に分かりやすく客観的で適切な内容であり、非常に重要なお話を聞くことができた。

日本は中国に抜かれる前は世界第2位の経済大国だった。この理由を技術力があり勤勉な国民性が日本のGDPを押し上げこの地位を築いたとメディアは報道し多くの日本人はこれを信じているが、正確には先進国の人口の順位米国、日本、ドイツ、フランス....の順がGDPの順位で、これが現実である。しかし、今後の日本の問題は単なる人口減少ではなく、急激な減少なのだ、減少するなら移民を受け入れろという話が出るが、だが減少分を補てんするためには人口の3分の1もの移民を受け入れなければならず、とても現実的ではない。

今特に海外の旅行者を受け入れるインバウンド観光に力を入れるのは、海外旅行者が日本国内に落とすお金は外貨であり輸出産業なのだ。世界的にみても観光産業は全世界GDPの10%、同じく雇用の11%を占める成長産業。その中で日本は2013年1000万人強であった訪日外国人がわずか3年で2.4倍に跳ね上がるという急成長を遂げた。

安倍政権の成長戦略によって成し遂げられたこの成長を、さらに伸ばすためには「さらに高いレベルの成長戦略を描かなければいけない。」と言う。

最後にアトキンソン氏は「移民を受け入れますか、それともインバウンドを受け入れますか」という重要な言葉を残された。

 

私も岐阜県におけるエコツーリズムの振興に少しでも役立ちたいといろいろな活動をしてきました、日本そして岐阜西濃では観光業に対する意識が低く貧者の仕事と思われています。以前、大垣で講演した時にも参加者から先生の話は解かったけれど「俺たちそんなに困っていない」と言われたことがあります。

さあ、皆さん観光に対する意識改革できますか? 私は辻説法を続けながら岐阜の皆さんとの交流を続けたいと思っています。 (田村)

 

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