No.811 早朝、深夜の買い物と消費行動に関するマーケティングデータ①

 ライフスタイルの多様化に伴って、早朝や深夜も多くの人が活動する時間帯となっている。これをビジネスチャンスとみて、小売店、飲食店などの店舗の営業形態も変化している。マーケティング研究所では、「早朝、深夜の買い物意識と消費行動」に関するデータを収集、分析した。今回は「早朝(朝5時〜8時)の店舗や施設の利⽤状況」についてご紹介する。

 ここでは、この調査から得られた知見ご紹介する。早朝(朝5時〜8時)における店舗や施設の週1回以上の利⽤率は、30代を除く全世代で⼥性より男性のほうが⾼かった。⼥性では、30代の利⽤率(31.1%)が目⽴って⾼かった。職場への通勤が多い世代の利⽤率が⾼かった。具体的な店舗、施設としては、「コンビニエンスストア」の利⽤率(92.7%)が飛び抜けて⾼かった。そのほかに利⽤率が1割を超えたのは、「スーパー」「ファーストフード店」「駅構内の商業施設、⼩売店」「カフェ、コーヒー店」「ファミリーレストラン」の6業態にとどまった。性別でみると、男性では「ガソリンスタンド」、⼥性では「ドラッグストア」、の利⽤率がそれぞれ相対的に⾼かった。朝の通勤時間前後は人の動きが活発ではあるが、モノやサービスに対する需要は、限られた店舗や施設に向けられている。「早朝営業」がマーケティング戦略として機能しやすい業態は、それほど多くない。 (常川)

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