テーマ:コラム

 最近の自動車はデジタル化が進み、運転席のメーターパネルから機械式のアナログメーターが姿を消し、パソコン画面の様なデジタル表示の車が増えてきています。

 以前は、エンジン回転を見たいと思うと、エンジンルームからメーターパネルまでコードを引き、エンジン回転計専用のメーターを購入してダッシュボードに固定しなければいけませんでした。

最近のデジタルディスプレイのメーターパネルは多機能でいろいろな機能が表示されるのですが、いちいち切り替えなければ欲しい表示が出てきません。機能は有るのに自分の好みの表示にカスタマイズするにはどうしたら良いのだろうと、ネットで調べ始めて見ると、最近の車には「OBD2」という規格の端子が付けられていることを知りました。

 以前は、各自動車メーカーが独自の故障診断装置を開発して使用していたことは知っていましたが、規格が全く異なり専用の装置が必要でした。この規格を統一して異なるメーカーの車でも1台の診断装置でチェックできることは、ロードサービスなどで故障車を早く診断できることは良いことです。

 OBD2ではその点検コネクターや通信プロトコル、故障診断コード等を標準化し、欧州では2001年からOBD2コネクターを装備することが義務つけられました。日本でも2002年ごろからOBD2コネクターが付けられるようになり、2010年には国際的にはほぼ標準化されました

 この結果、自己診断機能が使える機器が安価に発売されるようになり専門家でなくても簡単に使えるようになりました。いわゆるカーマニアでなくても、簡単に扱えて経済や安全、環境に役立つ製品も多く、最近では、コネクターに小さな装置を接続するだけで、スマートホンにBluetoothと呼ばれる近距離無線通信で接続し、スピードだけでなく、エンジン回転からターボエンジンのブースト圧まで表示させるものも発売されています。 (田村)

 

※OBD(On-Board Diagnostics) 規格から始まり、現在は OBD-II と言う上位の規格が主流。

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