朝日大学経営学部ビジネス企画学科

No.747 かきりんがくる(番外編) 麒麟がきつつある! | 朝日大学経営学部ビジネス企画学科


テーマ:コラム

 9月7日(土)に、瑞穂市総合センター・サンシャインホールにて、朝日大学公開講座「明智光秀を学ぶ」が開催されました。これは、2020年NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の連動企画で、東京大学史料編纂所教授の本郷和人先生をお招きして、ご講演を賜るというものです。合わせて県内高校生を対象とした「戦国武将作文コンクール」の受賞式および入賞者によるパネルディスカッションも併催され、本郷先生と同じく東京大学史料編纂所の巽昌子先生、本学の巽成生先生と共に、受賞作について活発な議論が交わされました。

 ところで、瑞穂市で「麒麟がくる」と言えば、第一人者はこの私、朝日大学経営学部教授・畦地真太郎(証拠)!と、一人で声をあげても学内の誰からも相手にされないので、一般参加者として参加してきました。本郷先生曰く、テレビに出るような大学の先生は、職場にも学会にも家庭にも居場所がない輩(ご本人は家庭に居場所がないらしい…)なのだそうですが、さらにテレビにも出られないような大学教員は、どこに居場所を求めればよいのでしょうか?ここはやはり「本能寺明智光秀シュブ=ニグラス教団説」を打ち立て、学研から単著を出版していただくしかない、いあ!(書棚を確認したら、新紀元社の方が適切のようだ)

 明らかにSANチェックに失敗したところで、閑話休題。写真からもよく分かりますが、学長の挨拶によると、申し込み開始早々に1000名定員を超えてしまい、2-300人の希望者にはやむを得ずお断りをしたというほどの大盛況でした。私個人としては、サンシャインホールの2階席に初めて入りました。これだけの客入りがあったのは、やはり本郷先生という超一流どころをお招きできたところが大きかったと思います。

 本郷先生は時折ユーモアを交えながら、分かりやすく現在の学説に沿った明智光秀の生涯を解説してくださいました。特に前半生と本能寺の変を起こした動機が謎に満ちている光秀ですが、先生の御説によると、可児市明智城の出身と見るのが妥当ではないかとのこと。妻の妻木照子の出身地が土岐市妻木であると推定でき、地域つながりであることと、斎藤道三・義龍の争いで道三方についた土岐氏系の一族が集住する地域だからということです。

 本能寺の変についても、「確実なことは分からない(計画性のない偶発的謀反)」とのことですが、最近は四国説(攻略担当をしていた長宗我部家との和議を信長に覆されたことが原因)に傾いているとのことです。

 こうして、人物像が不明確であることに乗じて「明智光秀は瑞穂市出身!」とする陰謀を、本口座によって粉々に打ち砕かれてしまったわけですが、フィクションの世界は何でもありという言質もいただきましたので、今後もかきりんと一緒に色々精進していきたいと思っております。

 さて、今回少し残念だったのは、本郷先生の講演は超満員だったにも関わらず、それが終わり辰巳先生のお話になるとバラバラと帰宅者が出始め、後半の高校生パネルディスカッションでは、最初の4分の1程度?しか来場者が残っていなかった点です。テレビに出ている先生を見物するだけではなく、地元を知るために頑張っている若者を称えるのも、大人の役割だと思うのですが…。本郷先生もおっしゃっていましたが、地域の衰退を防ぐ最も早い手段は、地域・地元(の歴史)を知っていくことだと思います。高校生に任せるのではなく、きちんと大人もやっていかないと。それだけが心残りでした。とまれ、どの受賞者も、すぐにでも畦地ゼミに欲しい逸材でした。誰か来てくれないかなあ。(畦地)

 

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