朝日大学経営学部ビジネス企画学科

朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-05/11/21) | 朝日大学経営学部ビジネス企画学科


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11月21日号(第190号)

 身近なビジネス 
「絶えざる革新」

 現在、ビジネス企画学科の2年生はケーススタディーによって売れる店舗作りを学習しています。店舗作りの実際を学ぶため、先日あるスポーツ店に行って店舗を見学しました。
 その店舗は2年前にも訪問させていたのですが、この2年の間にカフェがなくなりサプリメントの売り場に変わるなどいくつかの大きな変更が行われていました。2年前に大規模な投資を行って新装オープンしたばかりなのに、もうすでにこのような変更が行われていたのは驚きでした。
 しかし、お客のニーズにより対応できるように店舗が変化していくのはあたりまえなのかもしれません。つい先日、偉大な経営学者ドラッカーが亡くなりましたが、彼は50年前に著した「現代の経営」の中で企業の本質はマーケティングとイノベーション(革新)にあるとしました。企業が現在行っていることは、環境の変化により常に陳腐化していくために、絶えざるイノベーションが必要だと説いたのです。この考え方は今でも広く支持されています。
 ドラッカーはイノベーションで重要なのは、自分を知りその強みを生かすことだといっています。逆説的ですが、自分の強みがあってこそ、それを基盤にして変化に対応できるのです。学生のみなさんもぜひ大学で自分の強みを作って変化する世の中で革新を生み出せる人間に成長してほしいと思います。    (村橋)


 パソコンで遊ぼう 
「クリーンエネルギー」

 最近、地球環境保護へのホットニュースがありました。水からエネルギーを取り出すという究極の無公害エネルギー製造システムの紹介です。
  以前、燃料電池が自動車業界や電子機器等のモバイル化、コードレス化に大変重要な役割を持つことを紹介しました。燃料電池とは水素と酸素を反応させ、発電する装置ですが、反応過程での副産物は水のみであり、公害物質を全く出さないことが最大の特徴で、自動車業界は無公害車を開発する上での根幹技術として大変注目しています。  
 ところが、現時点では水素の生成および供給面で課題が残り、今一歩実用化に至っていないのが実情です。酸素は空気中に無尽蔵に存在し、簡単に取り出すことが可能ですが、一方の水素は人工的に作る以外に方法がなく、製造技術面での実用化研究が各方面で続けられているのが現状です。  
 そのような状況の中で、青色発光ダイオードの発明で有名なカリフォルニア大学の中村教授を中心とした研究チームが、新技術による水素ガスの製造に成功したとの新聞発表がありました。従来は天然ガスなどの別の物質から水素ガスを抽出し、ボンベ等の保管容器に高圧の液化水素ガスを充填し、自動車などの機器に搭載して使用する方法が考えられてきました。新システムでは、機器内に水素ガス発生装置を内蔵し、製造された水素ガスと、空気から取り込まれた酸素を化学反応させて発電し、使う、という自己完結型になったところがポイントで、“水”を燃料に使った自動車を走らせることが可能になります。
 新技術の仕組みは、水中に窒化ガリウムと白金の二本の電極を沈め、窒化ガリウム側に光を照射すると両極間に電流が流れて電気分解を起し、水素ガスを発生させるという原理になっています。これが実用化されれば、“ゼロコストでクリーン”な究極のエネルギー源として、地球温暖化防止への救世主となるかもしれません。
 現在はまだ基礎研究の段階ですが、“過去の革新技術は必ず実現されてきた”との経緯があり、実現を期待しています。    (大山)



 今週の話題 
「開港初年度より黒字」
 
 中部国際空港会社は2005年9月中間連結決算を黒字で発表しました。愛・地球博(愛知万博)の集客効果もあり、赤字を見込んでいた損益が予想を大幅に上回り、経常利益が19億円、純利益は18億円と、いずれも黒字になりました。売上高は274億円でした。  今年の2月17日に開港した時、空港会社の平野社長は「お客様第一」を旨とし、儲ける空港ビジネスをかかげて、5年で単年度黒字を達成すると言っていましたが、開港後初の中間期で早くも黒字を計上しました。1994年に開港した関西空港の場合、10年後の04年9月中間期で初めて黒字化しており、中部空港の優秀さが際立っています。  
 見学者が押し寄せた開港ブームで、直営商業施設の売り上げやテナント料など、非航空収入が110億円と全体の4割を占めました。あまりの空港人気ぶりに、広告宣伝をほとんど行う必要がなかったことも経費減に貢献したそうです。国内線は万博開催で全国から観光客が集まり、利用者が名古屋空港時代の前年同期より13%増えました。国際線便数は名古屋空港に比べ1.6倍増の週354便になりました。万博による増収は11億円と計算しています。通期の06年3月期連結決算は売上高が525億円、経常利益11億円、純利益9億円を見込み、黒字化は確実としています。  
 「オープンでフェア―」を企業行動の基本とし、社会から信頼される企業市民となる基本理念が根づけば、中部空港の未来は明るい展開が予想されます。    (亀井)


 


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