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朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-06/05/15) | 朝日大学経営学部ビジネス企画学科


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5月15日号(第215号)

 身近なビジネス 
「ネーミングライツ」

 ネーミングライツは「施設命名権」と日本語訳されています。スポンサーが、スタジアムとかアリーナなどの施設所有者に契約料を支払い、自分の企業名や商品のブランド名をその施設に付与する権利を言います。
 アメリカでは1990年ころから野球とかバスケットボールの行われる施設に導入されるようになって来ました。日本でも2003年にそれまで「東京スタジアム」といわれていた野球場がネーミングライツにより「味の素スタジアム」に改名されました。以降「インボイスSEIBUドーム」「フルキャストスタジアム宮城」など、どんどん導入されるようになり、昨年は「横浜スタジアム」が5年間23億5千万円の契約料で「日産スタジアム」になりました。
 そのようななか、政府は国立競技場など一部の国有施設にネーミングライツを導入することを検討しているようです。財政赤字削減対策の一環なのでしょう。しかし、例えば国立競技場が「アイフル競技場」ということになったら地下鉄大江戸線の「国立競技場前駅」は「アイフル競技場前駅」になりかねませんし、契約期間が終われば名前が変わることもあるので「プロミス競技場前駅」「アコム競技場前駅」というように目まぐるしく駅名が変わる可能性もあります。現にオリックス球団の本拠地の「グリーンスタジアム神戸」は次々と名前が変わり、今は「スカイマークスタジアム」になっています。それこそ国会議事堂がネーミングライツの対象になり(まあ有り得ないでしょうが、もしなったら大変なお値段がつくでしょうね)「トヨタ議事堂」にでもなってしまったら「トヨタ講堂(注)と紛らっこしいでイカンワ?」では済みそうもありません。
 やはり公共性の高い施設や昔から私たちに馴染んだ施設はネーミングライツの対象外にするべきではないでしょうか。 (田ノ上)

(注)トヨタ講堂  正式には豊田講堂で、トヨタ自動車が名古屋大学に寄付した講堂。 一部名大OBの中には「東の安田講堂、西の豊田講堂」と言っている者もいる。 


 パソコンで遊ぼう 
「売れ筋商品ほど安くなる」

 先日、自宅のLANで使用していた無線ルータが故障してしまいました。保証期間も過ぎており修理に出しても割高になってしまうので新しく買い替えることとし、家電量販店にでかけました。お店の棚には色々と新しい製品が並んでいます。予算を少し超える金額でしたが手頃と思えるものがあったので購入しようと手にとってふと近くをみると、同じ製品に無線LANカードを同梱したパッケージが、予算額以下の安い価格で展示されています。店員さんに確認すると無線ルータ本体は全く同じ製品とのこと。しかしLANカードを同梱したパッケージのほうが多く売れることからメーカーの値引きが大きく、店頭価格を下げることが可能になったとの説明です。自宅のノートパソコンは無線アダプタ内臓で、さしあたって無線LANカードは必要なかったのですが当然価格の安いほうを購入しました。実はこのような価格の逆転現象が他の商品でも発生していることが5月12日の日経新聞の特集記事「消費をつかむ」で紹介されています。ネットを利用し中間業者を省いた流通の普及、ネットで調べた市場の最安値・他店価格を参考に値下げ交渉をする消費者の増加といったことが販売店・メーカーに対して売れ筋商品値下げの圧力を加え、このような価格の逆転現象に繋がっているとの解説です。今後、ネットを利用した商取引・オークションは益々増加していくでしょうし、この結果として流通・価格体系にもこれまで考えられなかった変化が現れてくるかもしれませんね。  
 ついでながら、新しい無線ルータでは従来の「WEP」よりももっとセキュリティー度が高い「WPA-TKIP」という暗号化技術が組み込まれており、より安全に無線LANを利用することができるようになりました。  (妹尾)



 今週の話題 
「For the team」
 
 5月12日に、ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜選手の連続試合出場記録が1768試合でストップしました。原因は手首の骨折ということですが、長引く可能性もあるようです。  松井選手は今何を思っているでしょうか。恐らく、連続出場記録が途切れたことは気にしていないと思います。心配しているのはチームのこと、そしてチームのファンのことでしょう。  
 逆説的ですが、松井選手が連続出場記録を第一に考えるような選手であったとしたら、1768試合も出続けることは出来ないでしょう。
 1768試合の間には、調子が上がらないことや怪我をしていたこともあったでしょう。個人成績や、体調を気にするならば試合に出ないほうが良いこともあったでしょう。それでも、ファンが求め、チームが求めるからこそ試合に出る。その時に、思いもかけない力が出ます。これがチームスポーツの良さでもあります。自分一人のことならば我慢できなくても、ファン・チームのためならば我慢が出来る、頑張ることが出来る。
 For the teamに徹することの出来る選手が、個人としても報われやすいと思います。鏡に反射するように、チームに対して行ったことは、自分に跳ね返ってきます。だからこそ、松井選手は世界一の戦力を持つヤンキースでも、主力選手として存在し続けることが出来るのではないでしょうか。  
 怪我から復帰した松井選手がどんな活躍をしてどんなコメントを発するのか、注目したいと思います。   (林)


 


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