朝日大学経営学部ビジネス企画学科

朝日大学ビジネス企画学科~Webマガジン(News&コラム-2015/2/16) | 朝日大学経営学部ビジネス企画学科


テーマ:2015年3月以前のブログ

 
2月16日号(第672号)

 
「卒業シーズン」
 
 試験が終わり、四年生にとっては卒業シーズンが迫ってきました(遠ざかった学生もいるかもしれませんが…)。岐阜を引き払って就職先へいち早く旅立った者もいます。  学生は「終わってみれば、四年間はあっという間だった」と言います。それは教員側にも言えることで、本当にあっという間だと思います。
 私は野球部の監督も務めているので、多くの部員とは、高校三年の時点から少なくとも五年間の関係です(中には中学生の頃から野球教室などで知っている学生もいます)。四年間はおろか、五年間ですらあっという間だと感じます(そして、自分が歳を取っていくことも実感します…)。  
 四月になればまた新入生を迎えます。一日一日をかけがえのないものとして過ごしてほしいと思います。    (林)




  
「届く」
 
 プロアメリカンフットボールの決勝戦スーパーボウルは毎年2月上旬に開催され、僕にとっては試験終了後のお楽しみとなっています。今年は、10年ぶり4度目の優勝を狙う東海岸のボストンペイトリオッツと昨年に続く2連覇をかけた西海岸のシアトルシーホークスの試合となりました。毎年NHKが初心者にもわかりやすい丁寧な解説で放送してくれますので、アメフトを知らない人もアメリカ文化をじっくり楽しめます。というのもスーパーボウルは視聴率が50%近いお化け番組で1億1千万人以上が見るため、試合だけでなく国歌斉唱や超人気スターのハーフタイムショー、はたまたCMまでが工夫を凝らされているからです。約4時間、日本の紅白歌合戦のように盛り上がるのです。  
 スタイルの違う2チームの戦いは二転三転、もう時間的に無理かと思われた最終局面でジャグリングのような超ロングパスが通り残り30秒であと1ヤード進めば再逆転です。がその後のパスが相手に渡り、シーホークスは連覇に手が届きませんでした。アメリカ人のあきらめないメンタリティが実感できる試合運びを堪能できました。試合だけでなくハーフタイムには人気歌手ケイティー・ペリーが巨大な動くライオンに乗って吠え、花火の中で空を舞いました。紅白歌合戦の大きな衣装がみすぼらしく思えるほどの派手な演出が日本の我々にまで届きます。  
 NHKでは放映されませんが、大変凝ったCMも毎年評判となります。今年は親子を取り上げたものが多く、日産はレーサーの父親と息子の、トヨタは戦地に向かう娘と父親の歴史を長いCMにまとめて好評でした。不調のマクドナルドは、お店での代金は愛を見せて払ってもらうキャンペーンをCMで届けました。YouTubeのまとめサイトで見ることが出できます。多くの企業がスーパーボウルに広告を出すのは、自分たちの潜在的なお客様に届くチャンスだからです。広告費は30秒で4億円以上ですが今年も小さな接着材メーカーがCMを流しました。一発で多くの家庭に名前が届く可能性があるからです。残り1ヤードのパスのようなものですが、過去には視聴者からのクレームで放送中止に追い込まれた大失敗もあります。驚くのはハーフタイムショーを彩る一流スターのギャラは0円だということです。今年からは逆に出演者から出演料を取るという報道もありました。出演料を考えなくても大がかりな演出の制作費を考えれば何億円もの持ち出しでしょう。それでも新たなファンに届く機会としてスーパーボウルが意識されています。  
 モノづくりは得意といわれた日本人は、最後の1ヤードを届けるために練りに練った作戦をぶつけ大金を投じることはなかなか真似できず、それがこの20年ほどの停滞を生んだのかも知れません。21世紀は悪魔のように細心に価値づくりをすることが求めらるか、逆に無名でもSNSで届いているものが価値になるのかも知れません。まあ堅いことは言わずとも、来年は一度スーパーボウルを楽しんでみてはどうでしょう。     (岩崎)



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